27日、スイスのバーゼルで開催されているスイス・インドア大会。世界ランク5位、第3シードの錦織圭(26歳、日清食品)は2回戦で同ランク38位のパオロ・ロレンツィ(34歳、イタリア)と対戦し、7-6(3)、6-2のストレートで勝利し準々決勝に進出した。
ロレンツィはシングルス最高35位。今季ATPツアー最年長、34歳7ヶ月での初優勝を記録するなど活躍している。
錦織は、ゆるいボールで相手をコート外に追い出したり、リターンでポジションを上げてアタック、または下がって確実なリターンを繰り出すなどロレンツィに隙を与えないテニスを展開。
第1セットタイブレークでは、軌道が高い所から落としているトップスピンでロレンツィにとって返しづらいボールで追い込むなど立体的なプレーを披露し翻弄した。
錦織は、第2セットに入るとネットプレーなど空中で取りに行き、ロレンツィは甘いボールで返せなくなりミスを重ねるなど圧倒し準々決勝へ向けて安定した戦いで快勝した。