東京・有明テニスの森公園にて行われている第91回三菱全日本テニス選手権(ハードコート)。29日、女子シングルス決勝が行われ、第3シードの大前綾希子(23歳、島津製作所)が第12シードの今西美晴(24歳、島津製作所)と対戦し6-4、6-4のストレートで勝利し初優勝を果たした。

準決勝で昨年の優勝者の桑田寛子(25歳、島津製作所)に勝利した今西は序盤、ゲームカウント4-1とリードするが、攻撃的なストロークで5ゲームを連取した大前が逆転し6-4で先取すると第2セットも0-4から6ゲームを連取しストレートで勝利し初優勝を果たした。

大前は今大会、準々決勝の鮎川真奈(橋本総業ホールディングス)との試合ではファイナルセット1-5でリードを許し、3度のマッチポイントを握られるも2時間45分の接戦に逆転勝利し、準決勝で第2シードの加藤未唯(佐川印刷)に勝利して決勝に勝ち上がった。

増田健太郎コーチは公式ブログで「大前綾希子が全日本選手権のシングルスで見事初優勝を飾りました。彼女が12歳の時から指導をして、今はMTSの強化選手として活動し、ついにこの日を迎える事が出来ました。ご両親を始め多くの方々にご支援してもらい達成する事が出来ました。本当に嬉しい優勝です。これからは世界で活躍出来るように更に頑張って行ってほしいです。」とコメントしている。

第91回三菱全日本テニス選手権 公式サイト

記事:長嶋秀和
写真:テニスコーチ増田健太郎オフィシャルブログ TENNIS.jp