注目された錦織圭(日清食品)の復帰戦は悔しいことに敗戦だった。
昨年8月のATP1000カナディアン・オープン以来の実戦。
対戦相手は予選を勝ち上がってきた238位のデニス・ノビコフ(米国)。
2016年ではストレートで勝っている相手に3-6、6-3、4-6、フルセットで敗れてしまった。
残念ながら復帰戦は飾れなかったが、怪我した右手首は、最後まで気にすることなくプレーしていたので、それを見てホッとしたファンは多いだろう。錦織圭復帰戦インタビュー詳細
錦織圭 試合経過詳細
昨年8月の戦線離脱から約5ヶ月ぶりの実戦。
全豪オープンでは韓国の鄭現(チョン ヒヨン)が4強入りを狙う日に錦織は下部ツアーのチャレンジャー大会に出場した。
カルフォルニア時間、13時(日本時間24日、朝6時)ちょうどに、ノビコフのサービス・エースで始まる。
40-0からダブルフォルトがあるが、ノビコフはキープ。
錦織もキープ、1-1
ノビコフはのびのびと攻めてくる。
第4ゲーム、錦織のサーブ、
フォアのクロスリターン・エースで30-40とブレーク・ポイントを掴まれる。
デュースにするが、3回目のブレーク・ポイントを決められる、
先にサーブをブレークされた。1-3。
錦織も続くゲームでブレーク・ポイントを握るが、サービス・エースで逃げられた。
サーブが良いノビコフがしっかりとキープ4-1と優位に試合を進める。
第6ゲーム、なんと0-40と錦織ピンチ!
ここから5ポイント連取で2-4とキープ。
錦織らしい粘り。この粘りが相手にプレッシャーをかける。
ノビコフはミスが早くなる。5-1にできるチャンスを逃したからか?
錦織が15-40とブレーク・バックのチャンスを掴む。
2度目のデュースの末にキープされた。ノビコフ5-2。
う~~ん、実戦から離れているので、厳しいショットが今一つ決まらない。
5-3、ノビコフは40-0からTへサービス・エースを決め、6-3で第1セットを取る。
第2セット
錦織は手首を気にしないでプレーしている。嬉しい兆候だ。
第4ゲーム、錦織がブレークする。
ラブでキープ、4-1だ。
また第6ゲームをブレーク、5-1。
5-1、錦織はサービング・フォ・ザ・セットのゲームを落としてしまう。5-2。
5-3、錦織の2度目のサービング・フォ・ザ・セット
ダブルフォルトで始まる。
ネットにかけ、15-40
サービス・エース級で30-40
20回のラリーが続く、押され気味だったが、最後はバッククロスパスを決めデュースに!
大きな拍手。錦織らしいプレーがやっと発揮された。
第2セットは6-2で錦織が取り返した。
ファイナル・セット
錦織のサーブでいきなり0-40となり、心配させてが、キープ、1-1。
第6ゲーム、ゲームポイントがあったが、凄いダブルフォルトなどある。
長いデュースの末、(4回かな?)どうにかキープ。3-3
3-4、錦織サーブの第8ゲーム、
またブレーク・ポイントを握られ、
深いリターンに反応できず、サーブを落とした。3-5。
ノビコフ5-3、
ノビコフにサービス・エースを決められ、30-15と、あと2ポイントで敗退と言うピンチ。
ここでダブルフォルト、30-30。
ノビコフのショットはロング、30-40。
錦織がブレーク・バックし取り返す。錦織から4-5。
さすが錦織圭、大事は後半で粘りを見せた。
ここから挽回だ!と思っていたら、30-40とマッチポイントを握られる。
十数回のラリー戦、最後はバックのクロスがワイドになってしまった。
錦織圭、復帰戦は残念ながら飾れなかった。
手首を気にせずに、元気にテニスができていたのを見るのは、錦織圭ファンにとって嬉しいことだ。
本人も言っていたが、30点のでき。
「3月のATP1000インディアンウェールズ、そこまでには調子を一番合わせたい。
もちろんニューヨーク(ATP250)とかアカプルコ(ATP500)とか、良いテニスがちょっとずつ戻ってこれれば嬉しいですけど。」
錦織圭のカンバックが始まった。
次はダラスで行われるATPチャレンジャー大会、RBC Tennis Championships of Dallasだ。
頑張れ錦織圭!!!!!!
皆応援している。
ロシア生まれ、西海岸サンノセ在住。父がテニス兼フィットネス・コーチ、3歳でテニスを始める。
2013年、UCLAのエースとして、チームを全米学生選手権準優勝に導く。
予選1回戦では内田海智を6-1,3-6,7-6(1)で破っている。
錦織、この後にもう一つ、ダラスで行われるATPチャレンジャーに出場予定。
錦織、ATPツアー復帰は2月12日からのATP250ニューヨーク・ オープン。
錦織の試合予定は2018年2月14日(水)のナイトマッチ。
記事:Kyoko Oga/塚越亘/塚越景子 写真K.Oga/tennisjapan