1月29日 ダラスで行われているATPチャレンジャー大会、RBC Tennis Championships of Dallas。
錦織圭(日清食品)の復帰二戦が行われ、先週のニューポートビーチの復帰初戦で敗れたデニス・ノビコフ(米国)と再戦、6-3,6-3で破りリベンジに成功、復帰後の初勝利をあげた。
2回戦は162位、30歳のM.BACHINGER(ドイツ)と予選上がり304位のE.KARLOVSKIY(23歳、ロシア)の勝者と1月31日(水)、日本時間2月1日(木)早朝に対戦する予定だ。
今日は50点! 錦織圭
試合後のインタビュー全文
デニス・ノビコフは24歳、最高ランキング196位(2016年6月)。
ロシア生まれ、テニス兼フィットネス・コーチの父の指導のもと3歳でテニスを始める。
2013年、UCLAのエースとして、チームを全米学生選手権準優勝に導いている。
19時15分、ノビコフのサーブで始まる。
先週は11本のサービス・エースを良いところで決められ敗れた。
20回のラリー戦、錦織のショットはロングに、
3度のデュースの末にキープされる。
錦織はラブでキープ、1-1。
ノビコフは2度目のデュース、サービス・エースでキープ、ノビコフから2-1。
この会場は8段程度の仮設スタンド。
普段は普通のテニスコートとして使っているので、ベースライン側には客席ができない。
観客は100人も満たない。
錦織が出ていたATPファイナルなどとずいぶん違う。
ベンチには「城北化学」と言う広告が載っている。
ツアーに比べ広告料も高くないだろうし、日本のファンはこの試合をネットでも見るから、知名度を上げるにはなかなか良いアイデアだ。
3-3
ラリー戦、錦織はバックのダウン・ザ・ラインを決め15-40の初のブレーク・チャンスを掴む。
深いボールをノビコフはロング、錦織が先に4-3とブレークした。
キープ、5-3。
続くノビコフのサービスゲーム、
15-40とセットポイントを生かし、6-3で取った。
第2セットも先にブレーク、2-0。
一挙に勝負を決めたいところだが、第3ゲーム、ダブルフォルトで15-40になり、サーブを落とす。
まだまだ試合勘が良くない。
40-15をデュースに持ち込みブレーク・ポイントを掴んだが、ブレークできなかった。2-2。
ノビコフのサーブ、0-40とブレーク・ポイントを掴むがデュース。
4度ブレーク・チャンスがあったが、3-3。
第8ゲームも0-40とブレーク・チャンス
そこで11個目のサービス・エースを決められ、30-40となるが、やっとブレーク、5-3。
錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ、
40-0、Tへサービス・エース級のサーブを決めた。
錦織が復帰後初勝利を飾った。
「内容としてはまだまだ。
手首が良かったのですごく安心している。
(復帰第一戦は30点だったが)50点かな?」
おめでとう!錦織圭
まだまだ先は長いが頑張れ!
錦織、ATPツアー復帰は2月12日からのATP250ニューヨーク・ オープン。
錦織の試合予定は2018年2月14日(水)のナイトマッチ。
記事:塚越亘/塚越景子 写真K.Oga/tennisjapan