5月8日 マドリード・オープン。男女共催、男子はATPマスターズ1000。女子はWTAプレミア・マンダトリー大会。
1回戦が行われ、世界ランキング46位の杉田祐一(三菱電機)は28位のP・コールシュライバー(ドイツ)に4-6, 3-6のストレートで敗れた。
コールシュライバーは、先週行われた「BMWオープン」決勝でA・ズベレフに3-6,3-6で負けたが準優勝。
ツアー優勝8回、34歳の経験豊富なプレーヤーは、杉田に一度もブレーク・チャンスを与えなかった。
杉田、これで今年3月のBNPパリバ・オープン(ATP1000)から7大会連続の初戦敗退。
良いテニスをしているだけにきっかけさえ掴めばまた活躍するだろう。忍耐強い杉田祐一、踏ん張りどころである。
ダブルス1回戦では、マクラクラン勉/シュトルフ(ドイツ)組がイズナー/ソック(アメリカ)を6-4,7-6(4)で破った。
2回戦では、先週BMWオープンで優勝している第7シードのドディグ(クロアチア)/ラム(アメリカ)組と対戦する。
杉田祐一試合経過
今回が初対戦の二人。
第1セット
第3ゲーム、杉田のサーブ、0-40からデュースに持ち込む。
ドロップ・ショットを放つが、角度を付けられて切り返され、サーブを先に落とす。
コールシュライバーはラブで5-3とキープ。
3-5、杉田サーブで15-40とセットポイントを握られた。
ドロップ・ショットなど4ポイント連取で4-5と杉田は粘る。
ドロップ・ショットを決められ、40-15と二つ目のセットポイント。サービス・エースで6-4とコールシュライバーが第1セットを取る。
このセット、自分のサーブでは、合計たった2ポイントしか杉田に与えずキープしていた。
第2セット
第5ゲーム、杉田のサーブ。ダウン・ザ・ラインを決められ、デュースに。
デュースが続くが、杉田は短いチャンスボールをネットし、4度目のブレーク・ポイントを握られた。6回目のラリー、コールシュライバーのフォアに回り込まれたショットを決められ、2-3とサーブを落とす。
3-5、杉田サーブ、ダブルフォルトとフォアを決められ0-30となるが、ナイスサーブなどで追い上げ30-30とする。
10回目のラリー、バックのダウン・ザ・ラインを決められ、マッチポイントを握られる。
最後は杉田のフォア逆クロスは押さえがきかず、ワイドに。4-6,3-6で杉田敗れた。
男女単複ドローなどは以下
記事:塚越亘/塚越景子 写真:H. Sato/Tennis Japan