人は何故ミスをする。
これはZERO1をスタートして考えるようになったテーマです。勿論テニスについてです。人生哲学?まだそこにはいきついていません。
いすれにしてもとても漠然的なテーマ、そんな深いテーマを考えるようになり、その中のひとつ「高さ」というのを考えるようになりました。
よく戦術の中で「高いボールを打て」と言われますが、練習(試合)の最中に高いボールを打つようにというと、感情的にとらえてるのか、本当に理解していないのか、ゆっくりで、そして高いボール、いわゆる「打ちごろのボール」を打ち、相手にエースを決められてしまう。
そして「ホラっ相手に簡単に決められるでしょう。どうしてくれるの?高いボールなんて意味ないの、私は打ちたいのよ!」という顔をされます。少なからず僕自身もそういう経験があります。そうでなくても「圧」のかからない最初の数ゲームでは正しい「高いボール」でさえ、決められてしまうのに。
いずれにしても同じ言語で会話が成立していません。
そんな経験のある方の為に、
a.相手にチャンスボールを与えてしまう「高いボール」と
b.戦術において必要な「高いボール」
の違い、正しい「高いボール」の定義を決めたいと思います。戦術においていう高いボールの定義とは、
1.飛球角度がちがう。まずラケットからは低く飛び出す。
2.その為、初速のあるボールを打てる。
3.風に影響されずらい。
4.いわゆる重いボール。
5.考える時間を与えない。
6.その為相手を走らせることが出来る。
ここで7.に当たるのだが、初速があるので、ネットの真上ではそこまで高いボールではなく相手のコートに入った地点が高いボールとなり、そのまま「ストンッ」とボールが落ちる。
以上が戦術における高いボールの定義ではないかと思う。
高いボールを打つこと、そしてポジションを下げること。どれだけ勇気をだして行えるのか。勝負の秘訣です。
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