そもそもなぜ攻められてしまうのか?いいときも悪いときも起点があるわけで、ボールが浅いから?威力がないから?ラケットが振れないから?色々な原因がありますよね。漠然とではなくそれらをアウトライン化してより深く掘り下げていきたいと思います。
攻められるパターンとは何か?
ここでは「いつもフォアハンドの主導権を先に握られてしまうパターン」のこと。より具体的にいうと「フォアで回り込まれて攻められるパターン」に絞りたいと思います。
では、回り込まれないためになにが必要か?
バックハンドクロスコートの精度を上げること。
そして、相手より精度の高いクロスを打つこと。
相手の滑るボール(アプローチや逆クロス)に対しクロスに返球できること。
そして先に攻めること。
そうすることによって「フォアで回り込まれて攻められるパターン」はかなり回避されます。
では角度のついた精度の高いバックハンドを打つためにはどうしたらいいのか?
●角度をつけられるようにするには
⇒ 角度を付けるには身体が開かないようにする
⇒ 身体が開かないスウィングにするためには正しいグリップで持つこと
⇒ そうすることによって、正しいコンタクトポイント(ボールの下・外)を打つことができる
⇒ 正しいコンタクトポイントでとらえられればコントロールのばらつきがなくなる
⇒ 回りこまれる回数が減ればこちらが主導権を握れるチャンスが増える
誤解
「バックハンドが得意」という選手と、「バックハンドのクロスコートの精度が高い選手」はイコールではありません。試合を観ればすぐに分かりますが、
「バックハンドが得意」という選手はダウンザラインの展開が速く攻撃的な選手も含まれます。という事はミスの確率も高いです。クロスに打てずにフォアハンドで攻められポイントを落としたという部分には意識がいきません。
これではディフェンダーを配備せず戦うようなものです。点は取れるかもしれないが、失点も多い。いや上のレベルにいったら、相手の攻撃をかわすのが精一杯で攻撃のチャンスすらつかめないかもしれないです。
「バックハンドのクロスコートの精度が高い選手」はミスのリスクはフォアハンドだけで充分であり、バックハンドはアンフォースドエラーで全体の確率を下げないようにするという認識を持って戦っている選手に限ります。
結果、相手のフォアサイドにオープンスペースがうまれダウンザラインを決められたというようになります。
結論
まずはバックハンドのクロスコートの精度を上げること、そして同時にリスクを冒さないことこれで相手にいつも攻められるということが軽減されます。