くるみちゃんのランキングから読み解く、WTAのポイントシステムの構造とは

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allout beat 2016のキャンプに向け既に気持ちは試合モードに入っています。

さて酒井コーチが来週から始まるWTAの試合で奈良くるみ選手のコーチとして帯同します。勿論夏希君(原田コーチ)がメインコーチなのには変わりませんが、2人体制のコーチというポジションで挑みます。

 

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HUA HIN CHAMPIONSHIPS HUA HIN, THAILAND NOV 09 – NOV 15

コーチとしてはある程度キャリアを積んできた亮太コーチですが、WTAしかも日本女子No1のコーチとしてはまだまだルーキーです。がむしゃらに戦ってきて欲しいです。

僕としては亮太コーチには、「夏希君の法則」を是非解明してきて貰いたいと思っています。クラブとしても全面的なバックアップをしていきたいと思っています。

さて皆さん、奈良選手は一時は凄い勢いで50位内に突入し、もう少しでトップ30に入る勢いでした。そして現在は80位前後のランキングです。「くるみちゃんどうしたのかな?」と思いの方もいるかと思います。

では、この数字を読み解いてみましょう。最初トップ100に入ったときはWTAのグランプリの試合だけではなくITFのチャレンジャーという一つレベル下の試合で勝ち上がってきました。

そうです!このポイントにはWTAの一つ下のレベルで取得したポイントも含まれています。ということはまずディフェンドする(守る)ポイントがあまり大きくありません。当然対戦相手のレベルもWTAよりかは劣ります。

そして今年はどうでしょうか。今年のポイントの中身はすべてWTAで戦ってきたポイントです。WTAのグランプリレベルでしか戦っていません。(最後中国には行きましたが)つまり前年度は下のレベルで戦ったポイント分もWTAのレベルの選手と戦いディフェンドしなければならないのです。大変な世界だぁ〜。

つい感情が入ってしまいましたが、’’しなければならない’’というのは語弊です。下のレベルで戦わなくてもやっていける選手になっったということです。

これが1年目にトップ100に入っても、2年目またトップ100から落ちてしまうポイントの仕組みです。またイケイケのルーキーで戦うのと2年目のマークされながら戦うのとでは全く戦い方も変わってきます。

この数字を読み解くと、まずは2年目もトップ100に生き残っているくるみちゃんはご立派。2年目と同じ舞台で戦うくるみちゃんの3年目はとても楽しみなのではないかなと思っています。

そしてもう一つ

結果論なので今まで触れませんでしたが、2015年を振り返るという意味も含めて書かせてもらうと、1月下旬に行われたフェド杯のアジア予選で四半期はムダにしたと思っています。累積されていく勢いや感覚を含めると上半期ムダにしたと言いたいぐらいの気持ちです。

勿論、国代表として戦うことに異論はありません。が自分の試合だったら棄権しているかもしれない状況で戦わせるのはどうかと思います。コーチ陣も選手のキャリアも含めた判断であったのかが疑問です。

それでも選手の意思を尊重して戦わしたとしましょう。その後のフォローはどうであったのか?そこまで身体張ってくれた選手に対して協会もプロ選手をリスペクトした対応はできたのでしょうか。

これは2015年の問題定義としてとらえ、是非是非、協会もプロフェッショナルに徹して頂き2016年に反映して貰いたいです。

まずはHUA HIN CHAMPIONSHIPS優勝を狙いにいきます。あたかも自分が優勝狙っている感じですが、ハイ!僕はそのつもりです。

コメント

  1. 中田 さん : 2015.11.02

    この間は30位台に戻れるーとかほざいてなかった?

    返信

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