心もトレーニングできる!

MentalToughness_

3つに「はい」と答えられた人は合格です。

テニスはサーブがとても重要だと言っておきながら、実際にはあまりサーブの練習に時間を当てられていないという問題点を昔からよく耳にします。

それと同じく、いやそれ以上に、試合の時にとても重要だと言われ、練習であまりフォーカスされていないのがずばり、メンタル・トレーニングでしょう。

心もトレーニングできる!フロリダ・ハリーホップマンでDr.Loehrに言われた言葉です。

今回のキャンプでも例年以上にメンタル・タフネスを取り組みましたが、テクニックや戦術練習、フィジカルトレーニングに比べるとかなりの意識の低さを感じました。

メンタルトレーニングとは、特別な講義をして、特別な手法で導いて、劇的にメンタルが強くなる。そんな都合良いトレーニングなどありません。

重要なのはこちらも同じく、日々の積み重ねです。とくに普段の練習の中で、そしてボールを打っている時以外の時間がとても重要です。その時にメンタルトレーニングができるように、姿勢や歩き方、言動やラケットの持ち方も含めて常に意識して取り組む必要があります。タスクにしたら何十個ではすまないぐらいあり、それらを自動化できるようにしなければなりません。

劇的な方法ではなく、生活の中でのちょっとした行動や仕草を意識するものが多いので、どうしても軽視されがちです。ひとつひとつを見れば大した事がないかもしれませんが、「小さな変化」の集まりがやがて「大きな変化」につながる。習慣化と同じ原理です。

例えばポイント間のラケットの持ち方ひとつでも、できていた選手は「いなかった」とは言いませんが、それぐらい少数です。言い換えれば、単純にラケットの持ち方だったり、歩き方ですら意識することができなければ、’’意識する技術’’ が欠けているので、その先に進むことはとても難しいでしょう。

これは選手だけの問題点ではなく、我々指導側もまだまだ実際にその重要性に気がついていない、またプログラムも他のアプローチ方法があるなど、僕自身も反省材料として次回に繋げ、この仕組みの強化をしていきたいと思っています。

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