いやー疲れました。戦っている選手には申し訳ないですが、ハラハラする試合展開、なんでこんな苦しいところにわざわざ来てしまったんだろうって後悔すら覚えました。
ランキングを落としているハンチュコバ選手ですが、とても鋭く怖さのある素晴らしいプレーをしていました。この内容の試合を制したことはとても大きいです。
勝利をおさめた瞬間「来て良かった!」に変わりました。
Kurumi Nara (JPN) d Daniela Hantuchova (SVK)| 6 – 4 | 6 – 7 (7) | 7 – 6 (10)
くるみちゃんの試合を観戦し、この一年間を振り返ると、といっても昨年度のPattayaオープン、このKLオープン、その後、時間が開いてのHua Hinオープンと3試合しか観られていませんが、技術的な不安定さがなくなりました。怪我をして、身体のバランスを崩し、どこかフィジカルに自信を持てない。それがテクニックまでに影響していたように感じます。
プラス面を増やすだけではなく、マイナス面を減す。まず無駄なポイントが劇的に減りました。とても良い傾向です。
戦術的にも、昨年度はどーしてもノーガードの打ち合い、どちらかというと平面に近い試合内容でした。今回の試合では好調であったUSオープンシリーズの試合に近づいてきているのではないかと思います。平面の機動力にプラスして、スピードを維持したままの高さも出せる立体的なテニスに変わってきています。
理想を追いすぎてもいけないのですが、過去の成功と失敗の糧からできあがった新たな「くるみ2.0」を2016年は期待したいと思います。
またあきらかにベンチの雰囲気(隣の原田コーチの発言)も変わりました。くるみちゃんの良くなっている点が増え、不安要素が減りました。くるみちゃんのコンディションの良さがうかがえます。くるみちゃんのこれからの活躍が期待できますね。
オンコートコーチングに走る夏希君。
明日の試合になると思うのですが、Eugenie Bouchard (CAN) と対戦します。タフな試合になりますが、ここでもくるみちゃんのタイミングの良さがうかがえます。
なぜかというと、僕はキャンプの資料を作るのに、女子の選手ではかなりBouchard の試合を観ています。なのでどのようにして自分だったら戦うかというシュミレーションを何度もしています。気を抜くとあのフォアハンド逆クロスをクロスに引っ張れずに苦しめられます。
そこでフォアの主導権を握りリズムを取るタイプであるスリチャパンとの戦い方をそこに当てはめてみるとBouchardの強みを無力化にして、その激戦を制しました。シュミレーション、ここまで来ると妄想ですが、身体は動いている前提です。また違った視点からの傾向と対策を色々と考えていきたいと思います。
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BMW MALAYSIAN OPEN KUALA LUMPUR, MALAYSIA FEB 29 – MAR 06 …
BMW MALAYSIAN OPEN KUALA LUMPUR, MALAYSIA FEB 29 – MAR 06
コメント
おぉ、すご~いっ!
圭くんばかりが注目されますが、
実は、奈良さんも土居さんも、いい成果をだしているんですよねっ!
そうですね。今の女子も凄いです。頑張って欲しいですね。それにしても錦織選手はその上をいく異常な凄さです。
よかった!!
次も接戦をものにせよ!!!
今日の試合の朗報を期待してください!