レジスタンストレーニング、心が折れるぐらい言われる続ける3つのこと

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本当にボディビルダーの筋肉は見かけだけなのか!?

テニスに筋肉は必要ないなどというのをごくたまに聞きますが僕は反対です。

まずは年齢やアプローチ方法などは詳細はここでは省きますが、スキルや戦術を磨くことと同じくらいアスリートの身体づくり、その中でも「筋肉量を増やす」ことはとても重要なことであると思っています。

ベースになる筋肉、バルク量を作ることで、最大筋力や筋パワーを伸ばすことに繋がるので、「ある程度の筋肉量」というのは、(←いや、ちょっと遠慮がちの言い方なので)「最低限の筋肉量」は充分になくてはならないものであります。

もちろん筋肉だけつけても、使えなければ意味がありません。

↑ ここまでがよく「筋肉は必要ない説論」で言われていることです。

特異性の原理に基づきながら、各種目や競技に対して、特別に使う筋肉や神経回路の向上を意識しながら取り組むことはもちろん重要です。だからといって筋肉量は必要ないというわけではありません。

例えば「ボディビルダーはあれだけ筋肉があるのに腕相撲が弱い」とか言われますが、それはその特異性の違いです。「野球は上手いけど、サッカーは全然下手だよね同じスポーツなのに。」と言うようなものです。

そう考えるとNFLとMLBを兼用していた、ボー・ジャクソンやディオン・サンダースなどマルチアスリートと言われる人達は宇宙人?と思ってしまいます。

反対にテニスは特異性の法則だけを重要視されてきたのではないかと思います。

そんな時代遅れの考えを一掃すべく、トレーニングの中でも筋肉量を増やすことに特化したボディビルトレーニングは非常に効果的であると思い、筋肉のプロに習ってみることにしたのが始まりです。

その中でしつこいぐらい(心が折れるぐらい)言われる3つのことを下記にまとめます。ナンバー1,2はテニスにも通じる思考スキルだと思うので同時にテニスにも例えて書いていきたいと思います。

 

1.engaging

「意識する」というのに近いのかなと思いますが、トレーニング最中によく「エンゲージしろ!」、「今のはエンゲージされていない」と指摘されます。より心、技術、身体がつながることの重要性が伝わります。

今までの僕は、比較的に肩のトレーニング効果がでやすく、自分でも得意なトレーニングなのかなと思っていました。今回のトレーニングを始めて一番指摘されるのが肩に力が入ってしまうことです。

胸も背中も肩に力が入ってしまいターゲットに対してエンゲージが途切れてしまう。なので肩の種目でないのに、肩のトレーニングをしてしまっているということでした。

今までどれだけ無駄の多いトレーニングしてきたのかと少し残念な気持ちになりましたが、反対にターゲットとなる筋肉を意識しやすくなり効率性の高いトレーニングができるようになってきています。

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2. no power, no speed, control it!

これも勘違いしがちで、結構素速く上げて、ゆっくり下ろすなんて思っていたけど常に一定の動作で同じスピードで上げること。スピードを上げすぎてもいけないし(その惰力でエンゲージされなくなってしまう。)反対にネガティブの動作の時に遅すぎても行けない。

いわゆる軽いものを動かす動作と同じ。

例えば1kgのダンベルを持ち上げるのに勢い付けて持ち上げはしない。そうしたら吹っ飛んでしまう。20kgのダンベルを上げるときは膝を曲げ、全身で持ち上げようとしてしまう。この時も1kg持ち上げようとする動作と同じ。

だからこそコントロールが必要になってくるのですね。

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3. don’t pause 止めるな、休むな!

動作最中によく言われることで、上げきったところ、下げきったところで少し間を置いてしまうというか、休んでしまったりするのでいわゆる筋肉のテンションをほどかないように。常に緊張した状態を保つこと。

肘も完全に伸ばさないようにする、肘を伸ばすことによってテンションが落ちてしまう。

最後に

素直に身体に表れる。これもトレーニングの良いところですよね。引き続き試行錯誤しながら色々な変化を楽しみにたいと思います。

筋肉は見かけだけではなく違う特異性も発揮しています。

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