ステップアップ

今日は、東京オープン選手権の予選１Ｒに勇紀が出場のため、有明テニスの森に行ってきました。
谷澤プロ・自分も過去に出場し、共に優勝した事のある大会です。

会場に着くと、いきなり２０年ぶりに再会したジュニア時代の先輩方、左から山下さん、阿久澤さん、大川原さん（ベテランに出場）にお会いしました。皆さん,おじさんになって昔話に花が咲きました。

オープン大会、しかも予選なので当たり外れがあり、たまにローカルプレーヤーの方と対戦などという事もありますが、今回は亜細亜大学の学生だったので、とても良い練習になりました。
わざわざ山梨から見にいってよかった！

勇紀　ＶＳ　矢野洋（亜細亜大）　７－５　７－５　〇

先日の山梨県ジュニアでガッツあるプレーで優勝する事が出来たので、今回はそのガッツが本物かどうかという視点で試合を見に行きました。

今日の試合は、はじめから最後までファイト出来ていたことが勝利に繋がり、彼の試合をはじめて安心して見ることができました。

コーチとしては、勝敗よりも本人の持っている力を出し切れているか、今の課題を試合の中で取り組む事が出来ているかをチェックしながら、今の実力を上げるためにはどのような練習をして行くべきか、これからの方向性、プランをたてるために試合を見ています。

当然課題は無限にありますが、勇紀とタッグを組んでから６ヶ月が過ぎ、少しずつ積み重ねの効果が表れ出して、最も大きな事として本人がその成果に気づきはじめ、前向きになってきた事です。

たぶん、〝お前なんかテニスやめちまえ！”〝ウジウジしてんじゃねー！”などとめちゃくちゃ言われてテニスが大嫌い（自分の事も（笑）になった日などもあったと思いますが、これは誰もが通る登龍門であり、その時があったから今があるのだと思います。

大きな声であいさつをして、ハキハキと返事、応答。
試合や練習でエキサイティングして、気持ち良い汗をかく！

やっと、スポーツマンらしくなってきました。

よかった！よかった！（喜）

しかし、技術的にも精神的にもゲームメイクなど死ぬほど課題が残っているのでこれからが本番であり、
これからが地獄？（笑）楽しみです。

試合後、壁打ちで今日の課題を練習し、そのまま山梨に戻ってアカデミーへ向かいました。

久しぶりのアカデミーは、みんな上達していますが、試合に勝つためには泥臭さが欠けていて、一人くらい最後まで我武者羅にボールを追いかけまくるアカデミー生がいてもいいと思いました。

明日からそれぞれの課題に向かって頑張りたいと思います。