現在有明で行われている楽天オープンで、日本人の活躍が目立ちました。
というのは、20年前は松岡修造プロだけが活躍出来ていて、我々他の日本人選手は、この大会に出場する事が目的になってしまっていたように思います。
それから、10年が経過して鈴木貴男プロ・岩渕聡プロがダブルスで優勝、鈴木プロがベスト8など、徐々に日本人選手が活躍する場面が増えて来ました。
そして、現在、ドロー数が数年前から少なくなったため、本戦ダイレクトランキングも100位前後から60位前後となり、予選を勝ち上がる事がとても大変になりました。
その中で、確実に実力を上げている日本男子は、ウッチーこと内山選手(19歳)がアメリカのホープで本戦1回戦で世界のトップ10であるFISH, Mardy選手にファイナル5-3リードから惜しくも5-7で敗れたHARRISON, Ryan選手と対戦し、ファーストセットを先取する活躍をし、
本戦では、伊藤竜馬選手が元30位のD. SELA選手に勝利し、2回戦もウィンブルドンベスト8のTOMIC, Bernardにファイナル5-7、杉田祐一選手がデ杯の活躍に続き、RAONIC, Milos(ちょービックサーバー)29位にファイナル6-7と大健闘をしました。
決して、まぐれではなく確実に力を付けて来たと思います。
世間が期待しているグランドスラムで上位の活躍が出来ているわけではありませんが、確実に1歩1歩
階段を上っている事が今回の結果からも見受けられます。
選手もそうですが、各選手をつきっきりでサポートしている増田プロをはじめとするスタッフ陣営の力も大きな力となっている事は間違いないでしょう!
十数年前、我々が失敗に終わってしまった反省がここにきて活きはじめ、力となって来ている事は、同じコーチとして、とても励みになることですし、モチベーションも上がってきます。
今後も正しい事をコツコツとやり続けて行きたいと思います。