最終目的

今日も無事アカデミーが終了しました。

指導している中で最近思う事は、コーチも生徒も目的は同じはずなのにコミュニケーション不足だったり、指導不足、理解不足などいろいろな理由から目的がずれて来て伝えたい事が上手く伝わらず、誤った方向に進んでしまいがちな事が多いという事です。

答えは、至ってシンプル!

試合に勝つ、ポイントを取りきるということ。

そのために必要であるとされるテクニックや戦略をアドバイスしているつもりが、いつの間にかアドバイスの方が重要視されてしまって、テクニック・フットワーク・ポジショニングなどにこだわり過ぎてしまって、その時の最終目的(ポイントを取る)がどこかに行ってしまい、伝えたい事が、違う意味となって伝わってしまっている。

これは、自分にとっての大きな反省点なのですが、30年もテニスをやっていればだれでも知識は豊富になり、自分の失敗を活かして生徒達に一つでも多く正しい情報を伝えようとする試みが知らずと多くなりすぎてしまって、本人達のアイディアを出す時間を作っていないことが原因のように思います。

目的に対して、どのようにすればそれが手に入るのか?どのようにすればサバイブできるか?考えるように投げかけ、考えなくてはならないような環境を作り出し、その答えが間違っていた時にアドバイスをすることで、生徒たちとも自然とキャッチボールをする事になる。

急げばまわれ!!というやつなのでしょか!?

ついつい熱くなるゆえに教え過ぎが発生し、正しい事を教えているつもりが、大事な場面で本人が力を発揮できない環境にしていたのかもしれません。

テクニックは、とても大事!ポジショニング・フットワークも大事ですが、それよりも心の武器はもっと大事!

相手に対して、一生懸命になればなるほど、何かしてあげたくなって助けてしまうことが必ずしも本人のためになるわけではなく、むしろ、その失敗を目の前で黙って見守り、黙認する事で本人が成長出来る
ことも多くあるように思います。

自分の仲間、子供、会社の部下などすべての分野に置いて共通点があり、このバランスがとても難しいのですが・・・日々勉強しながら吸収していきたいと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。