昨日、一人のフューチャーズの卒業生が訪れました。塚田美緒さん。日本大学4年生、硬式庭球部の主将(もう引退しましたが・・・)だった選手です。無事に「教職の資格」を取り、来年から小学校の先生になる予定です。最後の単位をしっかり取り、社会へと飛び立ってください。
さて、小生が若かりし頃、彼女を数年間担当しました。女子では初めて小生の思いを理解してくれた選手だったと思います。小生は「教えないコーチ」で有名ですが、その教えないということを逆手にとり、自分で物事を考えだした選手の一人です。
「感じる能力」「気づく能力」そして、「どんな事にも全力を尽くすこと」これを実行した選手であったと思います。
当時、韓国遠征で引率した時、彼女は自分を鍛えにいくということを決意して出発しました。(というか成田でやりぬく覚悟がなければこの場で家に帰れ!と半ば脅しましたが・・・)2週間の地獄のキャンプです。
とにかく、テニス漬けの毎日。朝起きて「テニス」そして「食事」。休憩して「午前のテニス」そして「食事」。そして「午後のテニス」と「トレーニング」そして「食事」を取り「寝る」。という。テニスと食事のみの2週間を過ごすという、メンタルを強くすることだけを考えるキャンプで、彼女は見事にやり抜いて熱を出してしまいました。
このキャンプは5年間続きましたが、これだけやり切った女子選手は記憶にないぐらいです。しいて言えば、今年インターハイのチャンピオンになった「小和瀬麻帆」選手がこれに近いガッツがありましたね。
とにかく、「やり切る」ことを知ったことで、彼女は伝統ある日大テニス部のキャプテンを任されるほどの「人間力」をつけたのでしょう。
多くの経験を積んでいる教育者が少なくなってきた中で、未来ある子供たちを教育する立場になる彼女は、何よりも大切なことを知っている「教師」になってくれることでしょう。
テニスを続けそして貫き通したこと。必ず素晴らし人間教育ができる先生になると思います。
頼んだよ美緒!
最後に、多くのことをあなたに教わりました。だから私の今があるのです。
本当にありがとうございました。
コメント
素敵な笑顔のお嬢さんですね! 私がぼけていなければ 7~8年前お母様もTTCでテニスなさってました?同じレッスンをうけたような・・沢山の愛情をもらってどんどん成長して、また沢山の愛情をあげてほしいですね。先生頑張って下さい。 丸山コーチ!若かりし頃って・・コーチ まだ若いですよ。おじさんにならないでください^^。
こんなお褒めの言葉をもらっちゃっていいんですか?
丸山コーチに褒められるなんてTTCでは数えるほどしか…
というよりほめられていないので数えられないですね。
4月から丸山コーチをはじめTTCの皆さんに教えていただいた
全てのことを生かし、自分らしい指導をしていきたいと思います。
ここからまた新しい勝負が始まると思っていますので、
これからもご指導よろしくお願いします!!