US-Open4

優勝カップに・・・

勝利を決めた時・・・

どちらの写真も「JST by 吉村 もと」さんから、ご提供いただきました。ありがとうございました。

お陰さまで、国枝選手４連覇達成です！

国枝慎吾　36/61/60　ステファン・ウデ（ＦＲＡ)

スコア以上に、非常に苦しい闘いでした。朝、起きた段階から非常に興奮していた様子でした。練習では、必要な項目を最小限にまとめ練習しました。良いボールは打っていましたが、気持ちが落ち着かなく、練習時からアドレナリンが出過ぎて短気になっていました。

ここでは、今年のAUS-Openで学んだ、選手には「笑顔で・・・」これで、コーチは選手に対応しました。これはアン・クイーンさんに教わった事です。今回はこの事を頭に入れながら日本を出発していました。

試合が始まり、なかなか調子が出ないようでしたが、積極的なプレイはしていたと思います。したがって、1st-setを取られた時も、見ている方としてはそんなに焦ってはいませんでした。本当に冷静に国枝選手を分析していました。

2nd-setの出だし2ゲームがDuceゲームとなり、しっかりとここを抑えたため、このsetは獲ると思っていました。いつもの深い球の配球になっていたからです。勿論、苦しい展開には変わりありませんが、要所を必ず押さえていました。

案の定、61で取り切り、3rd-setは、完全に抑え込みに入り60でした。

ＲＧでは決勝に進めず、久しぶりのＧＳ決勝に手がしびれていたそうです。（本人談）

今日は、心から「ワクワク」していました。私くらいの年齢になると、ワクワクすることが少なくなってきますが、やはり苦しいながらも練習で行っていることが、試合中の大切な部分でプレイに表れていると、今までやってきていたことが無駄ではなかったと思える時がかなりありました。

ロンドンという大きな目標が、そのような気持ちにさせてくれていると思います。

また、今回は多くの日本の方々に支えられ、助けられて獲ったUS-openだったと思います。

レストラン日本の皆様、ＮＹ在住の田中さん、宮川先生御一行様、高校の大先輩の木下さん、アメリカの大学に通う宇佐美君、多くの日本人の応援して下さった方々など・・・

ビッグになっていく人とは、自然に人が人を呼び、その方々に支えられて自分の夢を勝ち取っていくものなのだなと、つくづく感じました。

「人に魅せることのできるプレイヤーになりたい！」と、プロ宣言をしてから、人からの見返りを考えずに、ひたむきに努力を続けている国枝選手。

人に元気を与え続けている国枝選手は、この勝利を多くの皆さんと分かち合いたいことでしょう。

私も、「ありがとう」と言いたいです。

そして、皆さんにも本当に心からありがとうを伝えたいと思います。