US-Open3

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国枝選手の試合をサポートしたボールボーイは「義足の男の子」でした。義足を感じさせないほど、コートを縦横無尽に良く走っていました。

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決勝へ進んだ瞬間

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ダブルスパートナーのステファン・ウェルチ選手(USA)

1999年の世界No1選手です。この車いすなにか不自然さを感じませんか?そうです、後ろの「転倒防止」がついていません!

10年前は皆このような転倒防止の無い車いすが主流でした。当時は、どの選手もウェルチ選手を目標に凌ぎを削っていました。国枝選手も彼をスーパースターと拝んでいました。因みにウェルチ選手は、車いすバスケット界でも世界的に有名なスーパースターです。

(シングルス準決勝)

ロナルド・フィンク選手(NED)に6260で勝利。見事に決勝へと駒を進めました。

朝の練習から、昨日よりも良い球を打っており、非常に良い感触が伝わってきていました。昨日1試合をやり終えたので、GSの雰囲気にも、気分的にも慣れてきたのだと思います。

幾つかの課題も、しっかりと対応ができており、終了後の国枝選手にも、良い状態ということは伝えました。欲を言えばということで、幾つかの注文をしましたが、先週からのことを考えれば、本当に決勝へ向けて、彼の調子の上げ方はいつも感激の域に感じます。

この調子の上げ方は、彼の「努力の賜物」であると思います。「努力は必ず報われる」と言われていますが、正直、なかなか言葉通りとはいきません!

それでは、必要とされるときに努力が実らなけらば意味がない!と誰もが思います。

「努力とは、自分自身に確固たる自信をつけること」だと思います。過去の記事にも記載したように、国枝選手の努力は並大抵のものではありません。

それでは、なぜ最終的に結果として報われているのか?

それは、「俺は最強だ!」と、心の底から自分を信じている(自信)からだと思います。

追い込まれてからの強さ・・・人としての強さ・・・

それは、「努力=自信」なのです。

いつかは報われるだろう・・・と思っていては無駄な努力です。努力して、自信を付けて、自分はできると確信ができるまで、正しい努力を繰り返していくことが、本当の意味の「努力」なのではないでしょうか。

明日は試合が無いため、幾つかの課題に対し、最後の調整を充分に行いたいと思います。


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