試合終了直後の様子。観ている方もホッと一息でした。(少し手ブレしています・・・)
望んでいた通り、第1シードのシェファーズ(NED)との1R。
1stセットは順調な試合運びで、強さが戻ってきたという内容でした。
2ndセットは同じく52まで順調でした。そこから、7マッチポイントをタイブレークでセットを落とします。
とにかく、あと1ポイントが遠かったです。52からは別人でした。8ヶ月という長いブランクは、試合の本当の厳しさを教えてくれました。
試合中に、国枝選手に対して常に語りかけていた(聞こえませんが・・・)言葉は、「ロンドンはこんなもんじゃないよ!」でした。
「バスルームブレイク」終了後、いよいよファイナルセットに入ります。
相手のミスにも助けられ30とリードし、その後は互いにブレークし53となります。
本人曰く、2ndセットの悪夢も頭にあったとのこと。
しかし、40‐0と一気に突き放し、その後1ポイントを奪われましたが、最後はバックハンドのクロスからボレーで仕留めて、第一シードを撃破しました。
シェファーズ選手には、「平常心を保つ」という厳しさを改めて教えてもらった気がします。
試合内容については、もう一度褌の紐を締め直すために、充分に話し合いをしました。
しかし、厳しい状況の中でも「結果」を出したことについては、「成功」したといえるでしょう。
成功すれば、次の成功をもたらす要因となります。
国枝選手にとっては、今日の試合で大きな扉を一つ開けました。明日はまた今日よりも更に大きな扉にチャレンジします。
なんせ、今はチャレンジャーなので失うものは何もありません。
今の国枝選手にとって何が大切か? それは、状況判断力=「Game-Intelligence」です。
自分にとって優位な状況、不利な状況、流れが来ていtる状況、流れを失いつつある状況、流れを失った状況、こういった状況に対して、自分ができることは何か?
柔軟に「考える脳力」が必要なのです。何のブランクなのか?それは、まさに「脳力」ということになるでしょう。
明日も、試合前の対策として、「脳力」トレーニンニングを充分に行なっていこうと思います。
最後に、本日も多くの日本の方々にお世話になりました。
「野村さん」と「佳代子さん」には、多くの差し入れをいただき心から感謝いたしております。
また、応援に駆けつけてくださった多くの方々にも心より感謝いたします。
WOWOWの解説をぬって駆けつけてくれた、岩渕さん、坂本さん、力強い応援ありがとうございました。
明日も選手と共に頑張ります!
コメント
復帰の道のり、長かったですね。でも、今回の戦いで、ようやく世界チャンピオンの復活が見えてきましたね。
あと、2戦。楽しませて、もらいます。
決勝進出おめでとうございます。世界チャンピオン復活祈っています。
決勝進出おめでとうございます。世界チャンピオン復活祈っています。