久々に、「強いな・・・」と感じた内容でした。
セミファイナルの結果は62・60で、2年ぶりのファイナル進出です!
前日の試合をホテルに帰ってから「凝視」、試合から学べる問題をすべてチェック。
「良い点」と「改善点」を挙げて、改善点に関しては、できる限りシンプルにまとめ、試合中にも思い出せるように「キーワード」にして、「すべてが自動化」できるように話し合いました。
試合前の練習で本人は「身体が重い!」と言ってきました。話を聞くと、前日の試合終了後のマッサージがあまり良くなかったとのこと。
しかし、私は国枝選手のボールを受けていて、「良いボールがきている!」と感じていました。
良い「脱力感」が、彼のショットを生かしていたと感じたため、そこを逆手に取って、セミファイナルのテーマは「脱力」にすることにしました。
「力を抜いて試合に臨もう!」とは言っても、並の選手では厳しいのでしょうが、国枝選手は見事にやり遂げました。
伸びのあるボールが相手コートに突き刺さり、国枝選手の「頭と身体と心」が同じイメージになっていると感じることができました。
相手のOlson選手(SWD)は、最後は戦意喪失・・・国枝選手を象徴した試合でした。
今日はHoudet選手(FRA)です。
非常にタフな試合になると思いますが、テニスは「感情的なスポーツ」であるがゆえに、苦しいことが来るということを事前に理解した上で「脳力」を使い、それが、国枝選手「能力」であることを彼自身に気づいてもらえるようにサポートしていこうと思います。
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コメント
丸山コーチ、惜しいね。
1セット目を落とした後、2セット目は逆に取って、3セット目がタイブレイクに入り、慎吾が勝つかなと思ったけど、ウデもなかなかあきらめないな。
しかし、ロンドンパラリンピックに向けて、慎吾は上々の滑り出しですよね。
タイブレで5-2でリードしていながら残念ではありましたが、ウデはミスも少なく隙がないテニスでした。相手を称賛する余裕さえあり、観客の知り合いに声をかけたりして自分をリラックスさせてました。Dは即席ペアだそうでちょっとひやひやものでしたがサポートしてあげられて優勝。よかった!課題はたくさんあるでしょうがこれからまた前進ですね。