ホテルに帰る際、ジョコビッチと共に1ショット。ジョコビッチは縦に長すぎ・・・
いよいよ本格的な2013シーズンが始まる。
今年最初のGS。名古屋へ移り環境が異なる中での試合を迎えて、正直言って「国枝選手」の引率というものは、こんなにも大変なものだったのかということを改めて感じた試合だった。
「ロンドン」以来3ヵ月半ぶりの再会。これだけの間に、彼の偉大さも、車いすテニスの厳しさも、改めて感じることのできた今日という一日であった。
結果は、67(5)・61・63で勝利。相手は国枝選手が肘の怪我で休んでいる間に、No1になった選手であったため、1Rからタフなドローでもあった。
今までは、大会を迎えるにあたり、選手もさることながら私自身が納得いく形で、日本で完璧な仕上げを行ってきたため、すべてのことを承知したうえで会場入りしていた。
今回からは、「日本車いすテニス協会からの派遣」となり、現地で初めて彼のテニスすべてにチェックを入れ、さらに良く話し合い仕上げていくということで解決されることとなった。
勿論、こうなることは解っていたものの実際の難しさを目の当たりにした。
国枝選手との会話では、彼のニュアンスを感じ取り、無形のものを有形にしていくことが必要とされるので、今まで以上に真剣に会話をしている。
余りにも真剣に話をしてしまい、話に遊びが無いことが、今日の試合で「国枝選手」の良い意味での遊びがなくなっていることに繋がっているのではないかと反省している。
今日1つ試合が終わり、直後ロッカールームで反省会。明日は良い方向へ向かうのではないかという話にもなった。
今まで、「普段」を大切にしてきたからこそ、これからも普段をどのようにしていくのか、国枝選手とも話し合い、現在担当しているコーチとも話し合い、大切な「日本の宝」に対しての方針を決めていかなければならないと感じている。
いつものことながら選手ができること、そしてコーチができることを一つ一つを積み重ね、最高の結果を目指すために、最高のサポートに臨んでいく。
明日のセミファイナルは、12:30ぐらいに入ると思います。
みなさん遠い日本からの応援をよろしくお願いいたします。
コメント
丸山コーチのコメント、いつもながら深く哲学的にも思えました。本当に心強いです。
どんなにか選手を大切にしていらっしゃることが伝わり、熱くなりました。
どうぞ、これからも「日本の宝、世界の宝」のためによろしくお願いします。心から応援しております。
JWTAの派遣でオーストラリアに行っているんですね。
24日のオルソンもあと2ゲームほどになっています。暖かい、いや、暑い夏を満喫してきてください。
そうそう、慎吾の優勝も忘れないでね。
国枝選手の返り咲きおめでとうございます。
そして世界の宝のためのコーチング、御苦労お察し
いたします。
私は地方の宝、ジュニアのコーチで頭が休まる日が
ありませんが、コーチのトップにいる丸山コーチを
追いかけつつ(私の方が年長ですが)応援しております。
国枝選手ともども頑張って下さい。期待しています。