第1シードのロジャー・フェデラー（スイス、1位）が、全米オープン3回戦で、第25シードのフェルナンド・ベルダスコ（スペイン、26位）を、6-3、6-4、6-4で破り、世界王者の力を見せつけて4回戦へ駒を進めた。
※写真は3回戦でベルダスコに勝利したフェデラー、クリックで拡大
第1セットは、第7ゲームまでお互いサービスキープが続くが、第8ゲームでベルダスコが、2本続けてフォアハンドストロークのミスをして、フェデラーが初めてブレークに成功。このブレークを活かして、フェデラーがセットを先取した。
第2セットは、フェデラーが第1ゲームをいきなりブレークしてセットを連取すると、第3セットでも、第3ゲームをフェデラーがブレークして、3セット共にワンブレークずつのストレートで、フェデラーが勝利を収めた。
ベルダスコは、大事なポイントで、得意のフォアハンドストロークにミスが出たのが痛かった。一方、フェデラーは、攻撃的なプレーに徹し、ネットプレーに27回出て、26回ポイントに結びつけた。
「2回戦では、攻撃的なプレーを試みたが、自分が思っていたよりポイントできなかった。
その時の経験が、今日、前に出ることへの自信につながった。（3回戦は）デイセッションで、球足が速かったことも、自分にはプラスになった」
08年以来の全米オープンタイトルに向けて、フェデラーも今のところ死角なしだ。
