ローラ・ロブソン(テニス)

ローラ・ロブソン(テニス)
キム・クライステルスリー・ナを破って、全米オープンで初めてベスト16に進出した「18歳のシンデレラガール」ローラ・ロブソン(英国、89位)の快進撃が、ディフェンディングチャンピオンのサマンサ・ストーサー(オーストラリア、7位)によって、ついに止められた。

左利きのロブソンは、振り抜きのいいストロークで、思い切りよく攻撃していって、第1セット第3ゲームを先にブレークしてみせた。だが、第4ゲームですぐにブレークバック。
さらに、第10ゲームもブレークされて、ストーサーが第1セットを先取した。

第2セット第4ゲームで、ロブソンがブレークされて勝負あったかに思えた。だが、第8ゲームで、5回のマッチポイントを逃れてキープすると、さらに第9ゲームで、ロブソンが2回のマッチポイントを跳ね返してブレークバックした。結局、第10ゲームで、9回目のマッチポイントをストーサーが奪って、ベスト8に駒を進めた。

「もちろんがっかりしていますけど、私にとってはいい大会でした。ストーサーのようなサーブを受けたことがなかったので、慣れるのに数ゲームかかってしまった。次の大会に向けて、大きな自信を得ました。ニューヨークと同じように、できるだけいいプレーをしたいわ」

こう語ったロブソンは、USオープン後に、WTAランキングが75位あたりに上がる。女子テニス界の新星・ロブソンは、秋のアジアシーズンで、東京や大阪でもプレーする予定だ。

※写真は、キレのあるサーブで躍進したローラ・ロブソン