全米オープンの後に、現役引退を表明している第20シードのアンディ・ロディック(米国、22位)が、全米オープン3回戦で、ファビオ・フォニーニ(イタリア、59位)を、7-5、7-6(1)、4-6、6-4で破り、ベスト16へ進出した。
ロディックは、最大の武器である高速サーブを軸に、サーブ&ボレーでポイントを取りに行ったり、チップ&チャージでネットプレーに出たりして、攻撃的なプレーで、フォニーニにプレッシャーをかけていった。
第1セットは、ロディックが第2ゲームを先にブレークするが、第9ゲームでフォニーニにブレークバックされる。だが、再びロディックが第12ゲームをブレークして、セットを先取した。
第2セットは、お互いワンブレークずつでタイブレークに突入するが、ロディックがサービスエースを2本連続で決め、タイブレークを制してセットを連取した。
だが、第3セットでは、フォニーニが、コートカバーリングがよく、粘りあるストロークで反撃して、第10ゲームをブレークして1セットを奪う意地を見せた。
第4セットは、第3ゲームでロディックがブレークすると、第4ゲームでフォニーニがブレークバック。第7ゲームで再びロディックがブレークして勝負を決めた。
4回戦でロディックは、第7シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン、8位)と対戦する。
「楽しめています。デルポトロは、厳しいボールを打ってくるので、誰にとってもタフなマッチアップだね」
果たしてロディックにとって、ラストマッチになるのかどうか、目が離せない。
※写真は全米オープンでベスト16に進出したアンディ・ロディック