第12シードのマリン・チリッチ(クロアチア・13位)が、全米オープン4回戦で、マルティン・クリーザン(スロバキア、52位)を、7-5、6-4、6-0で破り、2009年以来全米オープンで2度目のベスト8に進出した。
クリザンは、2回戦で第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガを、3回戦では第32シードのジェレミー・シャルディーを倒し、大物キラーぶりを発揮して、2010年以来2回目の全米オープンでベスト16に進出したが、ついに快進撃が止まった。
第1セットは、緊迫したサービスキープが続くが、第12ゲームでワンチャンスを活かして、チリッチがブレークに成功してセットを先取した。
第2セットは、第3ゲームをクリーザンが先にブレークするが、第8ゲームをチリッチがブレークバック。クリーザンのミスが増え始め、チリッチが第10ゲームを再びブレークしてセットを連取すると、第3セットはチリッチの一方的な展開になった。
チリッチは、サーブが好調で、ファーストサーブのポイント獲得率が74%、7本のサービスエースを記録。ストロークも23本のウィナーを打ち込み、ゲームを支配した。
「とても嬉しいし、準々決勝の舞台へ戻れて興奮しています。ハイレベルで、本当に安定してプレーができています」
23歳のチリッチは、準々決勝で第3シードのアンディ・マリーと対戦する。