第12シードのアナ・イバノビッチ(セルビア、13位)が、ツベタナ・ピロンコワ(ブルガリア、55位)を、6-0、6-4で破って、全米オープンで初めてベスト8に進出した。
※写真は、全米オープンで自身初となる8強入りを果たしたアナ・イバノビッチ、クリックで拡大
今までイバノビッチは、ニューヨークで2007、10、11年にも4回戦に進出していたが、8回目の全米オープンで、4回戦の壁を破った。これでイバノビッチは、グランドスラム4大会すべてで、準々決勝以上に行ったことになる。
4回戦での、イバノビッチは、第1セットのファーストサーブの確率が43%と低かったものの、フォアハンドストロークが好調なうえ、ネットプレーが冴え、わずか23分で第1セットを奪った。
ピロンコワは、トレーナーを呼んで、首のマッサージを受ける一方で、第2セットに入っても、イバノビッチの勢いは止まらず、フォアのドロップショットも決まり、ピロンコワを揺さぶった。
結局イバノビッチは、ネットプレーを19回中16回決めて攻撃テニスを貫いた。また、フォアのウィナーは18本、総ウィナーは28本に達した。
イバノビッチのグランドスラムベスト8は、優勝した08年ローランギャロス以来のことだ。「(初のベスト8に)驚いています。ニューヨークで何回か4回戦に進んでいたけど、やっと準々決勝に進めました。それに、08年以来ですし、とても興奮しています」
こう語ったイバノビッチは、準々決勝で、第4シードのセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ、4位)と対戦する。