5日、米国・ニューヨークのフラッシングメドウで開催されている、全米オープン女子シングルス準々決勝で、世界ランク3位、第3シードのマリア・シャラポワ(25歳、ロシア)は、同11位、第11シードのマリオン・バルトリ(27歳、フランス)と対戦し、3-6、6-3、6-4のスコアで、2006年以来の準決勝進出を決めた。

前日、バルトリがシャラポワを圧倒するショットでツーブレークし、第1セット4-0、30-15となった時点で、雨により順延になった準々決勝。一夜明けて再開すると、流れは一転した。

第1セットこそ、シャラポワは前日の大きな差を埋めることができず、3-6で落としてしまう。しかし、第2セットに入ると激しい打ちあいの中で、シャラポワのショットがバルトリを押し込み、6-3でセットカウントをイーブンにする。

ファイナルセットもミスを恐れることなく、シャラポワは攻め続け、互いにワンブレークずつで迎えた第9ゲームで、バルトリのサービスゲームをブレークしたシャラポワは、次の第10ゲームをキープし、6年ぶりの準決勝を進出を決めた。

この試合、シャラポワのアンフォーストエラーは35。バルトリの25に比べてかなり多い。攻撃的な攻めを行うときにはリスクは伴うものだが、このミスをいかに少なくしていくかが、シャラポワにとって6年ぶりの優勝を引き寄せる、大きなカギとなることだろう。

全米オープン

女子シングルス

準々決勝
マリア・シャラポワ(ロシア)[3] 3-6 6-3 6-3 ●マリオン・バルトリ(フランス)[11]
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[1] 6-1 4-6 7-6[5] ●サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[7]
サラ・エラニ(イタリア)[10] 6-2 6-4 ●ロベルタ・ビンチ(イタリア)[20]
セリーナ・ウィリアムズ(米国)[4] vs. アナ・イバノビッチ(セルビア)[12]