第20シードのアンディ・ロディック(アメリカ、22位)が、全米オープン4回戦で、第7シードのフアンマルティン・デルポトロ(ブラジル、8位)に、7-6(1)、6-7(4)、2-6、4-6で敗れ、ついに現役生活にピリオドが打たれた。
ロディックは、積極的にネットプレーに出て、デルポトロにプレッシャーをかけ、第1セット第6ゲームを先にブレーク。しかし、第9ゲームをブレークバックされて、タイブレークに入った。しかし、ロディックのタイブレーク、1-0の時点で、雨天のため翌日順延となった。
プレー再開後、ロディックは、デルポトロのスロースタートにつけ込み、フォアストロークのウィナーを打ち込んで一気に7-1でタイブレークを制してセットを先取した。
第2セットは、すべてサービスキープでタイブレークに突入するが、ロディックのミスが目立ち、デルポトロがタイブレークを制してセットオールとした。
デルポトロが、尻上がりに調子を上げていき、第3セット第1ゲームと第3ゲームをブレークして4-0として以降、ロディックは、デルポトロのサーブやストロークにおされ始め反撃の糸口を見つけることができなかった。
ロディックが敗れ、目を真っ赤にしながら観客に感謝の言葉を述べると、アーサー・アッシュスタジアムの観客からの拍手がいつまでも鳴り止むことはなかった。
「本当にあっという間だった。そんな風にしてたくさんの出来事があった」
30歳ロディックの引退によって、アメリカテニスの一つの時代がまた一つ終わりを告げた。