2012 USオープン 男子決勝戦が 9月10日(月) に行われた。
昨年のチャンピオン、ジョコビッチ対5度目のグランドスラム大会決勝進出、まだ1度もグランドスラム・チャンピオンになっていないマレーの決勝戦は5時間のバトルだった。
第1セットはタイブレークになる。先にミニブレークし5-3とリードしたのはジョコビッチだった。
第2セットはマレーが4-0、5-2とリードしたがそこから5-5になる混戦。
第1セット、第2セットを取ったマレーだったが、そこで終わらない、ファイナル・セットへと縺れる。
<男子決勝>
○3)A Murray (GBR) 7-6(10) 7-5 2-6 3-6 6-2 ●2)N Djokovic (SRB)
第1セットはタイブレークになる。
タイブレーク
24回目のショット、ジョコビッチは短いボールをついてネットへ、25回目、マレーのパッシングはネット(ジョコビッチ、ミニブレークで2-0)
マレーが深いボールの後にドロップ・ショット、そしてオープンへ、2-2とミニブレーク・バックする。
両者共にディフェンス力があるので、簡単には決まられない凄い打ち合いが続く。
30ショットの末にジョコビッチがとり、4-2とミニブレークアップした。
ジョコビッチ5-3、ジョコビッチのバックはネット、またミニブレーク・バック、(ジョコビッチ5-4)
マレーが2ポイント取り、6-5、先にセットポイントを掴む。
ジョコビッチは攻めそしてスマッシュ、6-6とする。
ジョコビッチのバックはロングに、マレーが7-6、2度目のセットポイントだ。
マレーはナイス・ファーストサーブからジョコビッチの短く返ってきたリターンをストレートに打つがネット、7-7
14回目のショットはロングに。マレーが8-7と3度目のセットポイント。
34回目のショット、マレーのトップスピンロブはロング、8-8
17回目のショット、風のためか?ボールが伸び、それをジョコビッチはミス・ヒット、マレーは9-8と4度目のセットポイント、
しかしマレーはフォアをミス、9-9となる。
マレーはナイスサーブから深く攻めて10-9と5度目のセットポイント、
ジョコビッチはサービス・エースで10-10とする。
19回続くラリー戦、ジョコビッチはロングに、11-10、6回目のセットポイントをマレーは掴む
Tへサービス・エース級のサーブ、ジョコビッチのフォアはロング、マレーが第1セットを取った。
1時間27分、お互いに取ったポイント数も46対44、タイブレークでの2ポイントの差しかない攻防だった。
第2ゲーム、ジョコビッチはサーブをラブで落とす。(マレー2-0)
第3ゲーム、マレーが15でキープ、第1セットを取ったマレーと落としたジョコビッチで気持ちの差がここで出てきたのだろうか?(マレー 3-0とリード)
ジョコビッチ15-40、31回続いたラリー戦、ジョコビッチのバックはロングに、マレーが4-0とする。
第2セットに入り、ここまでマレーの凡ミスは1本、対するジョコビッチは11本。
差がついたか?と思われたが、なんとマレーが15でサーブを落とす。
ジョコビッチは30-40とブレーク・ポイントを握られるがサービス・エースで逃れる。
2度目のジュースの末にキープした。(ジョコビッチ2-4)
マレーはラブでキープ、セカンドセットを5-2とリードする。
5-3、マレーのサービィング・フォア・ザ・セット、0-40!
ジョコビッチは死んだふりをしていたのか?
15-40からジョコビッチは風の変化があった難しいサーブを返球、マレーは風の影響も受けたのか?それをロングに!
ここでジョコビッチがブレーク・バック。試合はわからなくなってきた。
ジョコビッチ、前に出てきたマレーをトップスピンロブで抜き、とうとう5-5と追いつく。0-4だったのに。
5-6、ジョコビッチのサーブ、15-15、30ショットの末、ジョコビッチのフォアがロング、15-30。
ジョコビッチのスマッシュをマレーが拾いきる、ジョコビッチの2度目のスマッシュはワイドに、マレーが15-40とセットポイント。
30-40、ジョコビッチの攻めていたフォアの逆クロスがアウトのコール、ジョコビッチはチャレンジするが、ワイドだった。
マレーが2セットアップする。
第3セット
最初のゲーム、マレーは15-40だったが、4ポイント連取でキープする。
第3ゲーム、マレーのダブルフォルトで15-40、
ジョコビッチは凄いブロック・リターンでマレーのフォアに、マレーはそれをワイドに、ジョコビッチが先にブレーク、2-1とする。
3-2、ジョコビッチのサーブ、15-40となるが、ジョコビッチはそこをしのぎ、ジュース、そしてキープ、4-2とする。
2-4、マレーのサーブ、15-40となる。
30-40からのジョコビッチのショットは深くライン上、マレーはそれを返せず、ジョコビッチが2ブレーク・アップ、5-2とリードする。
5-2、ジョコビッチのサービィング・フォア・ザ・セット、
ダブルフォルト、そしてドロップ・ショットからロブ・ボレーを決められ0-30となりピンチかと思えたが、
ジョコビッチはしっかりと4ポイント連取で第3セットを取り返した。
最初のゲーム、マレーのサービス・ゲームは15-40、ジョコビッチは積極的に前にでて、ブレークする。
1ポイント、1ポイント気合いを入れるジョコビッチ、ミスするとガッカリするマレー、ジョコビッチの元気さが勝っているように見える。
マレーは30-40とブレーク・ポイントを握られるがキープした。(マレーから1-2)
今度はジョコビッチが30-40となる。がジョコビッチもキープ。
途中で主審からサーブの前に時間がかかり過ぎるとウオーニングを受けたが、キープすると主審にむかって大きなガッツポーズを作る。(ジョコビッチ3-1)
ジョコビッチ3-2のゲーム、ジュース後のゲームポイント、
左右に振られるジョコビッチはフォアはカットで、バックはスライスでしのぐ。
その数は30ショットの攻防、ジョコビッチは遂に力尽きてコートに崩れる。またジュースだ。
凄いラリー戦がもうすぐ4時間(3時間50分)になろうとしているのに続く。(ジョコビッチはキープ、4-2)
3-5、マレーのサーブ、試合時間は4時間を越えた、40-15からダブルフォルトなどでジュースに。
マレーはバックをネットでジョコビッチにセットポイントが来る。
マレーのバックはロングに!第4セットはジョコビッチが取った。
ファイナル・セットに入る
最初のゲーム、ジョコビッチのサーブ、マレーは左右に走らせ、30-40とブレーク・ポイントを握る。
20回目のマレーのバックはコードボールになり、やや短くなる、それをジョコビッチはネット、マレーがブレークでファイナル・セットは始まる。
マレー、第2ゲームをキープし、ガッツポーズ、そして両手を上げ吠える!
0-2、ジョコビッチのサーブ、スマッシュを良く拾うマレー、何度もスマッシュするジョコビッチがポイントを取る。
凄いポイントが続いている。
2度目のジュース、マレーがブレーク・ポイントを握る。
ジョコビッチはフォアをネット、マレーがまたブレーク、3-0とする。
3-0、マレーのサーブ、ジョコビッチは15でブレーク・バックした。
またまた勝負はわからなくなってきた。(試合時間が4時間半を越える。)
マレー、ラブでキープ、4-2
2-4、ジョコビッチのサーブ、0-30、ジョコビッチは痙攣が脚にきていいるようだ。
バックがロング、15-40とマレーがブレーク・ポイントを握る。
マレーがブレーク、マレーは5-2とする。
トレーナーを呼びメディカルタイムアウトを取るジョコビッチ。
右脚の太股をマッサージするジョコビッチ。
5-2、マレーのサービィング・フォア・ザ・チャンピオンシップ。
ハイバックハンドボレーで15-0、
サービス・エースで30-0(チャレンジが成功わずかにかかっていた)
ジョコビッチのフォアがロング、40-0、チャンピオンシップ・ポイントだ
ラリー戦、ネットインのボールをジョコビッチはフォアで決める。40-15。
40-15、セカンドサーブ、ジョコビッチはフォアでそのセカンドサーブを叩くがロングに!
意外な形であっけなく勝負は幕をおろしたが、5時間にわたる凄い死闘だった。(正式記録は4時間54分)
Andy Murray のデーター 1987年5月15日生れ 25歳
Andy Murray の全成績
アンディー・マレー オフィシャルサイト
ジョコビッチ ATPデーター 1987年5月22日生まれ 25歳 188cm 80kg
ジョコビッチ 全成績
ジョコビッチ オフィシャルサイト
大会データー:
2012 USオープン
Billie Jean King National ナショナル テニスセンター、NY、アメリカ
128ドロー、ハード
予選 8/21 - 8/24, 2012
本戦 8/27 - 9/09, 2012
<男子準決勝>
○3)A Murray (GBR) 57 62 61 76(7) ●6)T Berdych (CZE)
○2)N Djokovic (SRB) 26 61 64 62 ●4)D Ferrer (ESP)
<準々決勝>
○6)T Berdych (CZE) 76(1) 64 36 63 ●1)R Federer (SUI)
○3)A Murray (GBR) 36 76(4) 62 60 ●12)M Cilic (CRO)
○4)D Ferrer (ESP) 63 67(5) 26 63 76(4) ●8)J Tipsarevic (SRB)
○2)N Djokovic (SRB) 62 76(3) 64 ●7)J del Potro (ARG)
<3回戦>
○12)Marin Cilic (CRO) 6-3 6-4 6-7(3) 6-3 ●17)錦織圭
<2回戦>
○17)錦織圭 6-2 6-2 6-4 ●Q)Tim SMYCZEK (USA)
<1回戦>
○17)錦織圭 6-1 6-2 6-4 ●Q)ANDREOZZI, Guido (ARG)
●添田豪 6-7(3) 6-7(2) 3-6 ○23)FISH, Mardy (USA)
●伊藤竜馬 6-7(9) 3-6 2-6 ○EBDEN, Matthew (AUS)
●Q)守屋宏紀 0-6 1-6 2-6 ○DODIG, Ivan (CRO)
男子本戦ドロー
男子予選ドロー
日本人男子プレイヤー全ATPランキング
<男子ダブルス決勝>
○2)ブライアン兄弟 63 64 ●5)L Paes(IND)/R Stepanek(CZE)
ダブルスドロー
<ミックスダブルス決勝>
○MAKAROVA(RUS)/SOARES(BRA) 67(8) 61 1-0(10) ●4)PESCHKE(CZE)/MATKOWSKI(POL)
ミックスダブルスドロー
錦織圭、添田豪、伊藤竜馬、杉田祐一 出場
デ杯 ワールドグループ・プレーオフ 日本対イスラエル
開催日:2012年9月14日(金)~16日(日)
開催地:有明コロシアム
錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 22歳
添田 豪 ブログ
添田 豪 データー 1984年9月5日生れ 28歳
伊藤竜馬 ブログ
伊藤竜馬 ATPデーター 1988年5月18日生れ 24歳
杉田祐一 ブログ
杉田祐一 ATPデーター 1988年9月18日生れ 23歳
(記事 塚越 亘 写真 佐藤ひろし テニスジャパン)