10日、大阪の靱テニスセンターにて開催されている世界ツアー大会、HPジャパン女子オープン(ハードコート)の大会3日目、女子シングルス2回戦が行われた。
世界ランク123位の土居美咲(21歳)は、予選を勝ち上がってきた同101位のオリガ・プチコーワ(25歳、米国)と対戦し、6-3、6-2で完勝し自身2度目となるWTAツアー8強入りを決めた。
準々決勝で土居は、同58位のシャネル・シェパーズ(28歳、南アフリカ)か同110位のミリヤナ・ルチッチ(30歳、クロアチア)の勝者と対戦する。
試合を通してプチコーワに8本のエースを決められた土居だったが、ストローク戦の場面では相手を左右に振り回し、得意のフォアハンドでエースを量産。トータルポイントはプチコーワの50本を大きく上回る72本となり、予選を勝ち上がり勢いに乗る、プチコーワに主導権を渡さなかった。
土居は、6月に英国のバーミンガムで開催されたAEGONクラシックでも8強入りをしており、今回が自身2度目のツアー8強入りとなった。
試合を振り返り土居は「自分のサービスゲームで、苦しい場面が何度かあった。それを取りきれたのが大きい」と語り、自分の目指すテニスについては「見てて面白いテニス。単純に見る人にすごい。と思ってもらえるテニスがしたい。私はどちらかというと男子に近いテニスをするので。どんどんフォアでポイントをとっていきたい。バーミンガムの大会で1度8強入りしたことがあるが、日本の大会で8強入りできたのは素直にうれしい」と述べた。
また錦織の楽天オープンでの優勝について「あれだけ大きな大会で優勝できるのはすごい。錦織選手は観客に魅せるテニスを知っている。私も頑張りたい。女子テニスも、私が先頭に立って若手を引っ張っていきたい」と抱負を述べた。
写真は、プチコーワに完勝し8強入りを決めた土居美咲
hpオープン
シングルス
2回戦
土居美咲 6-3 6-2 ●オリガ・プチコーワ(米国)