土居美咲(テニス)

土居美咲(テニス)13日、大阪の靱テニスセンターにて開催されている世界ツアー大会、HPジャパン女子オープン(ハードコート)の大会6日目、女子シングルス準決勝が行われた。

自身初となるツアー4強入りを決めた世界ランク123位の土居美咲(21歳)は、同71位のヘザー・ワトソン(20歳、英国)と対戦し、6-7(2)、5-7で敗退した。第1セット、第2セット共に僅差で取られた惜敗となった。

第1セット、最初のゲームで土居がいきなりブレークに成功し、幸先の良いスタートを切るが、第6ゲームでブレークバックされる。

その後は、互いにサービスゲームをキープし、タイブレークにもつれこむがワトソンが7-2で勝ち取る。

続く第2セットも、土居はランキングで格上のワトソン相手にくらいつき、甘くなった返球をフォアに回り込みポイントを重ね、ゲームカウントは5-5のイーブンに。このセットも、どちらに転んでもおかしくない展開となったが、ワトソンが第11ゲームでブレーク。そして第12ゲームでサービスゲームをラブゲームでキープしたワトソンが勝利した。

続く決勝でワトソンは、同9位のサマンサ・ストーサー(28歳、オーストラリア)と同134位のチャン・カイチェン(21歳、台湾)の勝者と対戦する。

試合後の会見で土居は、「悔しいですが、相手もすごい良いプレーをしていた。自分の力をしっかり出して、次につながる試合はできたと思う。ワトソンは攻めても攻めても、カウンターで返してくるので私もやりづらかった。要所要所でフォアで攻めていけたので、もっと自分のパターンにつながる確率を増やしていければ思う」と語った。

またセカンドセットでワトソンから3度ブレークを奪うものの、ワトソンに4度ブレークを許したことについて「セカンドセットもブレークしてもブレークされるという展開が多かった。私のセカンドサービスはたたかれてしまう場面が多い。上に行けば行くほどビックサーバーが多くなるし、今後サービスゲームが課題になる」と自身の課題について述べた。

13日、センターコートの第3試合ではクルム伊達公子(42歳)のダブルスの準決勝が行われる。クルム伊達は前回大会ではダブルスを制しており、今大会でも連覇が期待される。

クルム伊達、HPオープンダブルス準決勝の見どころはこちら
http://www.kimiko-date.com/tourreports/hpopen121013/

写真は、HPオープン準決勝でワトソンに敗れた土居美咲

HPオープン

シングルス
準決勝

○ヘザー・ワトソン(英国)7-6(2) 7-5 ●土居美咲