ソニー生命カップ全国レディーステニス大会優勝愛知県チーム(テニス)

ソニー生命カップ全国レディーステニス大会優勝愛知県チーム(テニス)11月17日、東京昭島市の昭和の森テニスセンターで、決勝トーナメントのファイナルラウンドが行われた。最終日のベスト4に駒を進めたのは、東京都、埼玉県、静岡県、愛知県の各代表チーム。47都道府県大会の参加者総数1万50人の頂点を決める戦いのときを、ついに迎えた。

準決勝は、埼玉県対静岡県、東京都対愛知県の顔合わせ。結果は、3-0で静岡県、2-1で愛知県がそれぞれ勝利し、決勝はその両チーム、そして3位決定戦は東京都対埼玉県の、奇しくも「隣県どうしの戦い」となった。

決勝戦は、接戦だった。どちらが勝利してもおかしくない試合内容。静岡県の№2ペアが2-0で勝利するも、あとの2試合は愛知県が№3で2-0、№1で2-1で取って、優勝を決めた。ハードヒッター、テクニシャン擁する静岡県を、荒削りながらも気迫のプレーで愛知県が封じ込めた印象。3位決定戦は東京が2-1で埼玉県を下し、熱い地元応援サポーターの期待に見事に応える結果となった。

表彰式では、日本テニス協会の畔柳信雄会長が、「アマチュア女子の最高峰を競う、日本テニス協会にとっても重要な大会に位置づけられる」とコメント。日本女子テニス連盟の飯田藍会長も、「100回とは言わないまでも、まずは50回大会を目指して、できるだけ長く続けていきたい」と語った。

今大会のルールとして、ベスト4に残った代表チームのメンバーは、今後この大会には出場することができず、「卒業」という形を取ることになるという。これからは地元に帰って後進の指導にあたり、自身がつかんだベスト4の経験を伝承し、素晴らしい選手たちをまた今大会に送り込んでくるに違いない。

※写真は、6年ぶり3回目の優勝を果たした愛知県代表チーム