全豪オープン大会11日目、男子準決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア・1位)が、第4シードのダビド・フェレール(スペイン、5位)を、試合時間、1時間29分、6-2、6-2、6-1で下し、4回目の決勝進出を決めた。グランドスラムでは、10回目のグランドスラム決勝進出となった。
第1セットは、第4ゲームから5ゲームを連取し、わずか29分でセットを先取。さらに、第2セットも第2ゲームから5ゲームを連取してゲームを支配した。フェレールが、得意のカウンターショットを打っても、ジョコビッチがさらにスピードのあるストロークを打ち返した。さらに、ジョコビッチは、ネットプレーやバックのドロップショットも決め、まさに変幻自在のプレーだった。
結局、ジョコビッチは、フェレールに一度もサービスブレークを許さず、30本のウィナーを叩き込み、ファーストサーブのポイント獲得率は91%に達して、王者の力を見せつける準決勝となった。
「ノバクが、ずっと僕より良かった。今夜、僕に勝つチャンスはなかったよ」(フェレール)
「自分のキャリアの中でベストテニスができた。信じられない。今、コート上で、とてもいいフィーリングを感じている」(ジョコビッチ)
2日間のオフ後、決勝でジョコビッチは、オープン化以降初の全豪3連覇に挑む。
※写真は、フェレールに完勝し全豪オープンで4回目の決勝進出を決めた世界ランク1位のジョコビッチ
Text by Hitoshi ko
Photo by Hiroshi sato