デ杯日本対インドネシア戦、初日シングルスで2勝をあげ王手をかけた日本がダブルスを戦った。
そのダブルスも力の差が歴然としているように見えた。
第1セットを取り、第2セットも先にブレークし4-0、そして5-0となるブレーク・ポイントを掴んだ時までは。
しかしこれがデ杯の怖さだろうか?
そこから流れがガラリと変ってしまう。
国を背負い、プレッシャーのかかる試合はあっと言う間にこんなにも変ってしまうのか?
そこから第2セットそして第3セットも落としてしまう。
その試合をコートサイドで応援していた日本のエース添田豪は覚悟し「明日にむけて準備しなくては?」と思ったと言う。
しかしそんな心配は無用だった。
ガタガタになり、もたつき、気をもませたが、しっかりとデ杯初出場の内山靖崇と伊藤竜馬のペアーは勝利を掴み、2回戦へ勝ち進んだ。
「3-0で勝てたのは何よりだ。
まだ明日2試合残っているので、みんなで気持ちを引き締め直して取り組みたい。
課題が多く見つかったが、勝ちを掴んだことで一つ小さな階段を上れたかなと思う」
と植田実監督。
2回戦はインド対韓国の勝者と4月5日~7日に戦う。
インドはダブルスで勝利、1勝2敗となった。
韓国だったら日本で、インドだったら敵地で戦う事になる。
第2日 ダブルス
○伊藤竜馬/内山靖崇 6-4 5-7 2-6 7-5 6-2 ●C ルンカット/E シー
第2セット、5-0となるブレークポイントを逃すと流れがガラリと変る。
元気の出たインドネシアペアーは第2セットを逆転。
日本が先にブレークした第3セットも取る。
伊藤と内山の日本ペアは元気がなくなり、リズムが狂う。
集中力がなく、イージなミスが出てきた。
第4セットも危なかったが、20歳デ杯初デビューの内山もしっかりとサーブがキープでき何とかファイナル・セットに持ち込んだ。
「勝った事に意味がある。
しかし3セットで勝てる試合でもあった。
相手のタイミングが合い、調子が上がってきた時、
タイミングとか、ボールの回転とか、ポジションを変えるとかで、(もっと早く)相手のリズムを打ち切る事がコートで上でなぜできなかったのか?という思いはある。」と植田監督。
「ミスしてもいいから攻める、という気持ちが持てた」と内山靖崇、
最後はTへのサービス・エースで勝利した。
デ杯アジアオセアニアゾーンⅠ 1回戦 日本 3-0 インドネシア
開催日:2013年2月1日(金)~3日(日)
開催地:有明コロシアム
大会及びチケット:日本テニス協会 DAVIS CUP
<初日 2/1(金)>
第一試合
○伊藤竜馬 6-2 6-2 6-4 ●C ルンカット
第二試合
○添田豪 6-0 6-0 6-1 ●W ヌグロホ
<第2日 2/2(土)>
ダブルス
○伊藤竜馬/内山靖崇 6-4 5-7 2-6 7-5 6-2 ●C ルンカット/E シー
<デ杯 アジアオセアニアゾーンⅠ ドロー>
インド 1-2 韓国
会場:Khanna Tennis Stadium,デリー、インド ハードコート
●R. VIRALI-MURUGESAN 1-6 0-6 1-6 v○Min Hyeok CHO
●V. MALIK 4-6 5-7 0-3 ○Suk-Young JEONG
○L. PAES/P. RAJA 6-4 7-6(5) 6-2 ●Y. LIM/J. NAM
2回戦はインド対韓国の勝者と対戦する事になる。
なんとインドは自国ニューデリーで韓国を迎えて戦っているが、1勝2敗。
インドはパエス監督兼選手の元、ボパナやブパチなどの主力選手を欠いているので大苦戦中だ。
2回戦も勝つと9月13日から15日、ワールドグループ・プレー・オフを戦う事になる。
錦織圭出場予定
2013年は130ヶ国が デ杯 に参加している。
添田 豪 ブログ
添田 豪 データー 1984年9月5日生れ 28歳
伊藤竜馬 ブログ
伊藤竜馬 データー 1988年5月18日生れ 24歳
杉田祐一 ブログ
杉田祐一 1988年9月18日生れ 24歳
内山靖崇 データー 1992年8月5日生まれ 20歳
全日本人男子ATPランキング
(記事 塚越 亘 写真 伊藤功巳 テニスジャパン)