7月15日(日)ウィンブルドン最終日

ウィンブルドン男子決勝はノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、ケビン・アンダーソン(南ア)を6-2、6-2、7-6(3)で破り、3年ぶり4度目の優勝を果たした。
1968年オープン化以来、初の30歳以上同士の決勝は31歳のジョコビッチが32歳のアンダーソンを破った。

ジョコビッチは2016年にフレンチ・オープンに優勝し、念願の生涯グランドスラムを達成したが、その後「モチベーションの低下」と私生活のトラブルなどでテニスの成績が落ちる。
その上、昨年は右ひじの故障に悩まされ、今年2月に手術している。
フレンチ・オープンでは準々決勝で、イタリアのチェッキナートに1-3で敗れている。
その時はウィンブルドン出場については「まだわからない、欠場するかも」とさえ言っていた。

そんな状態からの復活優勝。
「チーム、家族に感謝したい。
夢を実現するために、ほとんどの日々をささげていた。」

2018年ウィンブルドン 優勝ジョコビッチ 準優勝アンダーソン

アンダーソンは南アフリカ選手として、1921年に準優勝したB・ノートン以来97年ぶりの決勝進出。
準決勝ではJ・イズナー(アメリカ)を、7-6 (8-6), 6-7 (5-7), 6-7 (9-11), 6-4, 26-24の死闘の末に破り、ウィンブルドンで初の決勝進出を果たした。
昨年のUSオープン以来2度目のグランドスラム大会決勝に挑戦したが、準決勝での6時間36分の激闘の疲労は中1日のオフでは回復しなかった。
しかし、どんな状態でも「ベストを尽くす」のが信条のアンダーソンは第3セットではセットポイントを握る健闘を見せた。

ウィンブルドン
賞金総額34,000,000ポンド(約50億円)
優勝賞金2,250,000ポンド(約3.5億円)

<<決勝>>
〇12]ジョコビッチ 62 62 76(3) ●8]アンダーソン

<<準決勝>>
〇8]アンダーソン 76(6) 67(5) 67(9) 64 26-24 ●9]イズナー
〇12]ジョコビッチ 64 36 76(9) 36 10-8 ●2]ナダル

<<準々決勝>>
〇8]アンダーソン 26 67(5) 75 64 13-11 ●1]フェデラー
〇9]イズナー 67(5) 76(7) 64 63 ●13]ラオニッチ
〇12]ジョコビッチ 63 36 62 62 ●24]錦織圭
〇2]ナダル 75 67(7) 46 64 64 ●5]デルポトロ
男子ドロー

https://tennis.jp/tournament/ウィンブルドン2018【試合結果・詳細】

ジョコビッチ ウィンブルドン4度目、グランドスラム大会通算13個目の優勝

記事:塚越亘/塚越景子/協力:内田暁 photo/H.Sato/TJapan