錦織圭がアメリカ、メンフィスで行われている 全米室内選手権で第１シードのチリッチを破り４強になった。
オーストラリアン・オープン以来約１ヶ月ぶりにツアー復帰した錦織圭、１回戦は予選勝者を、２回戦は同年代のジュニア世界ＮＯ．１だったヤングを、そして準々決勝では第１シードで世界１２位のチリッチと、全てストレートで破り準決勝に進出した。
全米室内選手権 はＡＴＰ、ＷＴＡ共催大会。
男子は１９７６年から行われ３８年の歴史がある。過去のチャンピオンはボルグ、コナーズ、マッケンロー、エドバーグ、サンプラス、アガシ、ロディックなど。女子はアザレンカ、シャラポワ、ビィーナス・ウイリアムズなどだ。チャンピオン・リスト
錦織、決勝進出をかけ、準決勝で豪州のマトセビッチと対戦する。
マトセビッチは１回戦で添田豪を破り、２回戦では第４シードのクエリーを、準々決勝では第７シードのボルゴポロフとシード選手を連破し快進撃を続けている２７歳、５３位のプレイヤーだ。
錦織はマトセビッチと今年最初の大会ブリスベンで対戦勝っている。二人の対戦成績及びデーター
その準決勝は２３日（土）の正午となった。日本時間では２４日（日）朝３時からだ。
オーダー・オブ・プレー
メンフィス現地時刻(時差は－１５時間)
ライブ・スコア
ライブＴＶ
全米室内選手権 準々決勝
○5)錦織圭 6-4 6-2 ●1)チリッチ
錦織圭対チリッチの対戦成績は２勝２敗。
一番最近では昨年のＵＳオープン３回戦で対戦、チリッチが 6-3 6-4 6-7(3) 6-3 で勝っている。
オープニング・ゲーム、錦織は積極的に前に出てボレーを決めてブレーク・ポイントを握る。
チリッチはなんとダブルフォルト！
先にブレークに成功した錦織だったが、続くゲームを落とす。（１－１）
２－２、チリッチのサーブ、１０数回のラリー戦を錦織が制し０－３０。
１５－３０からも１０回以上続いたラリー戦、錦織はネットにつめてプレッシャーを与え、１５－４０とブレーク・ポイントを掴む。
ここではチリッチは短くなったボールを積極的に攻めるなどし、ジュースにする。
錦織はフォアをひきつけ、チリッチの動きの逆をつき３度目のブレーク・ポイント。
ラリー戦、チリッチはバックのダウン・ザ・ラインをワイド、錦織がブレークし３－２とリードする。
第７ゲーム、ゲームポイントがあったが、ジュース後にブレーク・ポイントも握られる。
サービス・エースとバックのダウン・ザ・ラインを決めて、しっかりと４－２とキープする。
５－４、サービィング・フォア・ザ・セット、
錦織は積極的なプレー、ラブでキープし、第１セットを６－４で取る。
第２セット
第３ゲーム、チリッチはストロークをミスし、０－４０となるとラケットをコートに何度も叩きつけ、グチャグチャに叩き割る。
思い通りにプレーできないイライラが大爆発したのだろう。
昨日の２回戦、チリッチはオランダの SIJSLING に大苦戦、３つのマッチ・ポイントをしのぎ、76(2) 36 76(7) ２時間４０分かかりやっと勝利していた。
１回戦もフルセットだった。その疲れもあるのだろうか？
ラブで錦織はブレークに成功。（２－１）
続くゲームは、ここぞ！とばかりに錦織のプレーは冴える。
４０－０からはドロップ・ショットを決め、ラブでキープだ！（錦織３－１）
第５ゲームも深いボールを左右に打ち１５でブレーク、４－１とする。
４０－３０からはサーブ＆ボレーでネットダッシュ、チリッチのミスを誘う。（錦織５－１）
バックのクロスショットでチリッチを翻弄するが、惜しくも角度をつけたボールがネットになる。
チリッチはサービス・エースを決め久しぶりのラブでキープ。（錦織５－２）
５－２、サービィング・フォア・ザ・マッチ、
短いボールをフォアで決め、ナイスサーブで３０－３０となる。
続くポイント、チリッチのバックはワイド、４０－３０とマッチ・ポイントだ。
マッチ・ポイント、錦織はフォアを回り込みライン上に決めて４強入りを決めた。
大会データー：
大会：U.S. National Indoor Tennis Championships
ツアーカテゴリー：$1,500,000 ATP Tour500 Memphis
会場：Racquet Club of Memphis
メンフィス現地時刻(時差は－１５時間)
期間：2/18-2/24,2013
＜準決勝＞
5)錦織圭 vs M. MATOSEVIC(AUS)
F. Lopez(ESP) vs D. Istomin(UZB)
＜準々決勝＞
○5)錦織圭 64 62 ●1)チリッチ
○M. MATOSEVIC(AUS) 67(6) 62 64 ●7)A. Dolgopolov(UKR)
○D. Istomin(UZB) 64 76(5) ●L)M. Russell(USA)
○F. Lopez(ESP) 64 63 ●W)J. Sock(USA)
＜２回戦＞
○5)錦織圭 63 63 ●Q)ヤング(USA)
＜１回戦＞
○5)錦織圭 64 75 ●Q)I. MARCHENKO(UKR)
○M. MATOSEVIC(AUS) 76(6) 64 ●添田豪
ドロー
ドローＰＤＦ
ダブルス・ドロー
錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー １９８９年１２月２９日生まれ ２３歳
２０１３年錦織圭全成績
錦織圭ＩＴＦデーター
錦織圭 ジュニア成績
添田 豪 ブログ
添田 豪 データー １９８４年９月５日生れ ２８歳
２０１３年添田豪全成績
(記事 塚越 亘 photo Ron Angle/TennisJapan)
