11月2日、フランスのパリで行われている男子テニスツアーロレックス・パリ・マスターズ
準々決勝で錦織圭(日清食品)は、ロジャー・フェデラー(37歳、スイス)に4-6、4-6で敗れた。
「この数週間はいいプレーができているから、(フェデラーに対する)戦い方を見つけ出したい」と4年ぶりの勝利にかけ臨んだ錦織だったが。
第1セットは第9ゲームをフェデラーにブレークされ、続くゲームで錦織のブレーク・バックのチャンスがあったが。第2セットは最初のゲームを錦織が落とし、善戦するものの敗戦した。
「ミスが多かった。サービスリターンでもう少し工夫したかったが、思うようにできなかった」と錦織。
この結果、錦織のATPファイナル出場を争うレースでは9位が決まり。怪我の6位デルポトロの出欠次第になってしまった。
錦織圭vsフェデラー
試合の様子
対戦成績は錦織から2勝7敗、2014年以来フェデラーには勝てていない。
錦織のサーブで始まる。
1-1、錦織は2度のデュースの末にキープし2-1とする。
4-4、錦織のサーブ、フェデラーは深いリターンから攻め最初のポイントを取る。
15-15、10回のラリーが続く、錦織はドロップ・ショットのふりをしながらフォアでカット気味のボールをフェデラーのバックに、
フェデラーはそれをバッククロスへ深いボールを打った、錦織はバランスが崩されアウト、15-30。
フェデラーの攻撃テニスで15-40とピンチ。
フェデラーのリターンはやや浅い、錦織はそれをチャンスとばかりフォアでダウン・ザ・ラインを攻めたが、僅かにワイド。
錦織が先にサーブを落とす。
5-4、フェデラーのサービング・フォ・ザ・セット
Tへサービス・エース、サーブ&ボレーそしてドロップ・ボレーで30-0。
ここでフェデラーはダブルフォルト30-15。
フェデラーはサーブ&ボレー、そのボールは浅くなったので、錦織はフェデラーの身体中心めがけ強打、30-30とする。
そのプレーにフェデラーのファンからブーイングが。
錦織の深いリターン、フェデラーはその処理を失敗、30-40とブレーク・バックのチャンスが。
サーブ&ボレー、ドロップ・ボレーを決められデュース。
Tへサービス・エース級、フェデラーのセットポイント。
錦織のバック深くへサービス・エース級、錦織は手を伸ばしカットし返球するがネット。
フェデラーがキープし、第1セットを6-4で取る。
第2セット
最初のポイントはフェデラーのネットイン、0-15。
セカンドサーブを深く叩かれるなど0-40とピンチに。
ブレーク・ポイントもセカンドの深いリターンに対応できず、サーブ落とす。
フェデラーはラブで2-0とキープ。
フェデラーのレベルが上がる
錦織のパフォーマンスは落ち気味だ。ここは踏ん張りどころ。
フェデラーは攻められるが、ラケットコントロール抜群で角度つけネットについた錦織をパスで抜いた。30-40とピンチ。
ここを錦織は踏ん張り、ナイスキープ。1-2。
2度目のデュースでフェデラーは3-1とキープ。
フェデラー、ラブキープ、5-3。
錦織、フェデラーの読みの逆をついき、セカンドでサービス・エースを決めるなど頑張る。
サーブ&ボレーなども入れキープ4-5と粘る。
5-4、フェデラーのサービング・フォ・ザ・マッチ。
サーブで攻めるフェデラーは40-0とマッチポイント。
Tへサービス・エース級からスマッシュ、錦織はバックでロブを上げるがワイド。
フェデラーはラブでキープし錦織を6-4,6-4で破った。
錦織圭
ATPファイナル出場?
錦織が負けたことにより、ATPファイナル出場の8人は決まった。
現在4位のデルポトロ(アルゼンチン)が右の膝の怪我で今大会も欠場。手術も必要で今季復活は難しいと言われている。
正式な欠場表明はないが、繰り上げ出場の可能性はかなり高い。
ATPカテゴリー:€5,444,985 ROLEX PARIS MASTERS
賞金総額:(約7億円)
優勝:€973,480(約1.3億円)
48ドロー、室内ハード
10月28日(日)~11月04日(日)
会場:Bercy' Arena
パリ現地時刻(時差 -8時間)
マクラクラン勉/シュトルフ組敗れる
ダブルスドロー
ダニエル太郎、くせ者ペアに敗れた
予選ドロー
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錦織圭ブログ
(記事:塚越亘/塚越景子/寺嶋民雄 写真佐藤ひろし/TennisJapan)