男子テニスの国別対抗戦、デ杯、日本対中国戦が中国の広州で行われた。
デ杯は、今年から新フォーマットに変更された。
この中国戦は予選、勝者国は18チームによって争われる11月のデ杯ファイナルズに進出する。
5セットマッチから、3セットマッチに変わり、初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。

第一試合では日本のエース、世界ランク66位の西岡良仁(ミキハウス)が、262位の李哲(リー・ジェ)に3-6, 2-6 で敗れる波乱の幕開けとなる。
第二試合で69位のダニエル太郎(エイブル)が208位の張択(ジャン・ザ)を7-6(3), 6-4 で破り、日本を1勝1敗のタイとした。最終日のあす2日に、11月のデ杯本戦出場をかけ残りの試合が行われる。

西岡良仁まさかの敗退!

世界66位、ATPツアー優勝もしている西岡が格下262位のリーの積極的でしっかりしたテニスに押されている。
リーは今シーズンから橋本総業のプレーヤーとして日本リーグでも活躍しているプレーヤーだ。
全豪オープンではアジア予選で優勝見事本戦での切符を確保、1回戦でドイツのコールシュライバーに敗れたが貴重な経験をした。そんな経験も役立っているのだろう。迷いのないテニスで西岡を苦しめている。

西岡、第4ゲームもブレーク・ポイントを握られる。これを落とせば、0-4となってしまう展開だ。
14回のラリー戦の末にキープした。

リーのダブルフォルトに付け込み、リターン・エースでデュースに持ち込むと、
21回のラリー戦を制しブレーク・バック、2-3と粘る。

しかし第8ゲーム、またブレーク・ポイントを握られる。
デュースに持ち込むがまたブレーク・ポイント。
攻める西岡、13回続いたラリー、リーは押され、やっと返す、そのイージーなボールをネットに詰めた西岡はフォアボレーで決めようとした。
しかしなんとそれをロングにしてしまい、3-5。

5-3、リーのサービング・フォ・ザ・セット、40-30とセットポイント。
リーはフォアクロスで攻め、そしてスマッシュを決めた。6-3で中国が第1セットを取る。

第2セット

1-1、30-40、フォアに回り込み、攻めてリーが先にブレーク。

西岡もブレーク・バック。

リー、3-2、3度目のデュース。
西岡、フォアをワイドで中国4-2。

西岡はダブルフォルトで2-5となってしまう。

サービング・フォ・ザ・マッチ。
40-15、バックのクロスを決めリーが大勝利だ!

初戦勝利大喜びの中国

ダニエル太郎
プレッシャーの中勝利!

日本のNo.1プレーヤーの西岡が自分のプレーができずに目の前で負けている。

「デ杯(敵地での対戦)は精神的に難しい。
自分も(西岡も)2人ともプレッシャーを感じていた」とダニエル太郎。

第3ゲームでサーブを落とし、第1セットは3-5となる。

しかし相手の中国No.1のジャンも5-4のサーブで勝つことのプレッシャーを感じたのだろう。
30-30からダブルフォルトで30-40。続くショットをロングでサーブを落とす。

流れが変わり、追いつきタイブレークで第1セットを先取。

第2セット

最初のゲーム、6回のデュース、ダニエルにとっては5度目のブレーク・チャンス、張はダブルフォルト。

これでダニエルのペースか?と思われたが、今度は中国がブレーク・バックのチャンスを。
デュースにするが、2度目のブレーク・ポインチを取られ、1-1。

第5ゲームをブレーク。日本3-2。

5-4 ダニエルのサービング・フォ・ザ・マッチ
30-30 22回のラリー戦はダニエル太郎 マッチポイント
バックへサービス・エース。ダニエルがストレートで相手に打ち勝った。

しっかりと勝利したダニエル太郎

2014年から日本代表選手のダニエル。今回が7度目のデ杯出場。11回目のシングルス出場で、5勝目を挙げた。

「0勝2敗だと想定外だが、1勝1敗は想定内。
二日目は第1試合のダブルスがカギ」と岩渕聡デ杯監督。
日本はツアー優勝しているマクラクラン勉/内山靖崇組が登場だ。

中国vs日本
【第1日 2月1日(金)】
●西岡良仁 36 26 ◎LI Zhe
◎ダニエル太郎 76(3) 64 ●ZHANG Ze

【第2日 2月2日(土)】
第3試合 マクラクラン勉/内山靖崇 vs GONG Mao-Xin/ZHANG Ze
第4試合 西岡良仁 vs ZHANG Ze
第5試合 ダニエル太郎 vs LI Zhe
2019デ杯ドロー

2019年デ杯
2019年のデ杯ファイナル(11月18~24日 会場:La Caja Magica Madrid)には、2018年のワールドグループ4強(クロアチア、フランス、スペイン、米国)と2月に行われるファイナル予選の勝者12チーム、+ワイルドカード(アルゼンチン、英国)2チームの計18チームが出場する。2019デ杯ドロー

デ杯・JTAホームページ
ITFデ杯ホームページ
2018年ドロー

記事:塚越亘 塚越景子 写真 Dave Zhong/デ杯/ITF