2月9日 女子テニス国別対抗戦、フェドカップ日本対スペイン戦 が行われ、初日は1勝1敗となった。
明日、最終日はシングルス2試合、ダブルス1試合が行われ、先に3勝した国が、4月20、21日のワールドグループⅠ部プレーオフに進み、敗れたチームはⅡ部残留戦を戦う。

第一試合で日比野菜緒(ブラス)が、スペインのNo.1で78位のソリベストルモ(22)に6-4,6-2で勝利。第二試合で土居美咲(ミキハウス)が161位のガルシアペレスにマッチポイントがあったが、残念ながらフルセットの末に敗れた。

日比野菜緒ガッツあるプレーで先勝
記者会見の時に痙攣が

<<第1試合>>
◎日比野菜緒 6-4 6-2 ●S・ソリベストルモ

「過去、いいプレーができずに応えられなかった。
今回は選ばれた期待に応えたい」と日比野。

ブレーク合戦もあったが4-4となる。
スペインのサーブ、日比野はパスを決めたり、ストローク戦で打ち勝ち30-40とブレーク・チャンスを掴む。
15回のストローク戦を制し、日本5-4とリード。

積極的にネットに付き15-0。
30-30からはドロップ・ショットを入れ、40-30とセットポイントを掴んだ。
ここでバックへサービス・エース級のサーブを決め、6-4で日本先行する。

第2セット

先にサーブをブレークしたが、ブレーク・バックされ1-1、またブレークで2-1。

日比野がサーブ&ボレーで3-1とリード。

5-2、サービング・フォ・ザ・マッチ、
バックのショートクロスでネットについたスペインのミスを誘う。
スペインのスマッシュがロング、40-15とマッチポイント。
しかし22回のラリー戦はスペイン、40-30。

2度目のマッチポイント、バックのドロップ・ショットを決め、6-2で見事勝利。

「あまり焦らず、攻め急がず」と言うがしっかりと積極的に勝負をかけて勝利した。

試合後、記者会見場に姿を現した日比野だが「やばい、やばい」と両脚が痙攣に襲われ倒れ込んだと言う。
それだけ国を背負って戦うことは、肉体的だけでなく、精神的にも緊張感のあるバトルだったのだろう。

土居美咲
マッチポイントがあったが、惜敗!

<<第2試合>>
●土居美咲 2-6 6-4 6-7(2) ◎ガルシア ペレス

1-2から5ゲーム連取で第1セットはガルシア ペレスが取る。

第2セットはお互いにサービスキープ。
デュースの末に土居はしっかりとキープ、日本5-4とリード。

スペイン、ダブルフォルトで0-40と日本にセットポイント
バックをネット 日本取り返す

ファイナル・セット

ブレーク続くが、スペインがラブでキープし、3-1とリード。

第6ゲーム、土居のリターン・エースから始まり、15-40リターンからボールをつくりパスを決めブレーク・バック、日本3-3と追いつく。

ラブで土居がキープし6-5。

スペインのサーブ、土居、フォアで打ち勝ち30-30。

スペインはバックドライブ・ボレーをネットし、30-40と土居はマッチポイントを握った!!!!
しかしスペインスはボディーへサービス・エース、デュース2度の末にキープする。

タイブレークでは競り合うものの、28回のラリー戦など、土居は取れず、0-5。
踏ん張るが、惜しくも敗れた。

フェドカップ日本対スペイン
2019 ワールドグループⅡ部1回戦
会場:北九州市立総合体育館
期間:2月9日~10日
チケット購入方法

<<2月9日>>
◎日比野菜緒 6-4 6-2 ●Sorribes Tormo
●土居美咲 2-6 6-4 6-7(2) ◎Garcia-Perez

<<2月10日>>
第1試合 土居美咲 vs Sorribes Tormo
第2試合 日比野菜緒 vs Garcia-Perez
第3試合 加藤未唯/二宮真琴 vs Bolsova Zadoinov/Martinez Sanchez
日本vsスペイン
FED CUP ITF hp
FED CUP JTA hp

日比野菜緒 スペインNo.1を破る


フェドカップは男子デ杯の女子版国対抗戦。
「ワールドグループ」8ヶ国と「ワールドグループⅡ」の8ヶ国に分けられている。
今回の対戦の勝者は、4月20,21日のワールドグループⅠ部プレーオフに進み、敗れたチームは同時期のⅡ部残留をかけてⅡ部プレーオフに回る。

日本はアジア予選を勝ち上がり、昨年4月入れ替え戦に勝利した。その記事:大坂なおみ まさかの敗退 日本チーム力で勝利!

記事:塚越亘/塚越景子 写真 佐藤ひろし/tennisjapan