男女共催のITF大会、かしわ国際オープン(男子$15,000、女子$25,000)が千葉県柏市・吉田記念テニス研修センターで4月1日から7日まで行われた。

グランドスラム大会での活躍を夢見るジュニアや若手、再度世界ツアー復帰を試みる経験豊富なプレーヤー達がしのぎを削るツアー下部大会だ。
昨年の3月大坂なおみ(日清食品)がインディアンウエールズでツアー初優勝を飾ったが、今年は18歳のカナダのBianca Andreescu(アンドレスキュー、2000年6月16日生まれ)が優勝の快挙をあげ、現在世界23位にまでなっている。アンドレスキューITFデーター
実はこのアンドレスキューはちょうど1年前、ランキングは200位台で、このかしわ国際女子は準優勝だった。
2018年かしわ国際女子ドロー

山崎純平 単複優勝

男子ITF$15,000決勝はノーシード同士、共に1997年生まれ21歳の同期対決となり、山崎純平(日清紡ホールディングス)が全日本学生(インカレ)優勝の望月勇希(中央大)を6-2、2-6、6-2で破り優勝した。
山崎は3月のITF$15,000甲府で初優勝を果たし、3週連続の決勝進出で、2度目のタイトル獲得。
前週のITF$15,000筑波でも決勝に勝ち進んでいたが、今井慎太郎(イカイ)に敗れていた。

前日行われたダブルスも高橋悠介(三菱電機)と組み優勝、見事単複優勝を果たした。
日本人プレーヤーATPランキング 2019年度 21歳以下ランキング

<<男子シングルス決勝>>
◎山崎純平 62 26 62 ●望月勇希

<<準決勝>>
◎望月勇希 76(4) 64 ●3]高橋悠介
◎山崎純平 57 76(5) 3-0ret. ●2]越智真

<<ダブルス決勝>>
◎高橋/山﨑 61 63 ●4]キム/ナム
ドロー

準優勝マリノ、橋本政昭、橋本総業社長、優勝のスニグル

森崎可南子/米原実令組 複優勝

女子ITF$25,000、日本勢では清水綾乃(Club MASA)はダリア・スニグル(ウクライナ)に2-6、3-6で敗れベスト4だった。
決勝は17歳のスニグルが28歳のマリノ(カナダ)を6-4、6-2で破り優勝した。
スニグルは今季、2大会に出場して2連続優勝、ITF大会では通算3度目の優勝を飾った。

ダブルスは、森崎可南子(筑波大)/米原実令(明治安田生命)組がイ・ソラ(韓国)/リー・ヤーシュエン(台湾)を4-6 6-2 [10-5]で破り優勝した。
二人は大学在学中の2017年に、全日本学生(インカレ)と全日本テニス選手権に優勝している。

記事:塚越亘/塚越景子 写真:吉田記念テニス研修センター(TTC)/かしわ国際オープン