7月14日 ウィンブルドン 最終日

男子決勝は32歳のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、37歳のロジャー・フェデラー(スイス)を7-6(5)、1-6、7-6(4)、4-6、13-12(3)のフルセットで破り2年連続5度目の優勝を果たした。

5時間に及ぶ凄い決勝戦だった。
ファイナル・セットは12-12となり、タイブレークに突入。
昨年まではウィンブルドンのファイナル・セットはロング、永遠に勝負が決まるまで続いたのだが、今年から12-12になるとタイブレークで勝負をつけることとなった。
そのタイブレークをジョコビッチが7-3で制し優勝した。

「最もエキサイティングな決勝がプレーできた。
歴史に残る偉大なプレーヤーと素晴らしい戦いができたことを誇りに思う。
お互い勝つチャンスはあったが、勝敗はどちらかが敗者にもならなければならない。
ロジャー(・フェデラー)が他の人たちに、年をとっても頑張れることを見せたいと話していたが、私もその一人、まだまだ頑張っていきたい」。
ビヨン・ボルグと同じウィンブルドンでの5回目の優勝と並び、
「4、5歳のころから、(ボルグのように)ウィンブルドンでトロフィーを掲げることを夢見ていた」。
優勝カップを抱え幸福そうにインタビューに答えるジョコビッチ(YouTube)
この勝利でジョコビッチはグランドスラム大会通算16度目の優勝を記録した。

フェデラーが4ゲーム分も多くポイントは取っていた

5時間、正確には4時間57分の死闘。
その戦いのトータルポイントを比べるとジョコビッチは204、フェデラーは218。なんとフェデラーが14ポイントも多くとっている。4ゲーム分も多くとっていた。
攻撃的な良いテニスでフェデラーがゲームを支配していたが、勝敗はジョコビッチのものだった。

悔しかっただろうが、フェデラーの表彰式でのふるまいは王者の気品があった(表彰式YouTube)

フェデラー8-7、
40-15とマッチポイントがあった!

ファイナル・セット7-7、ジョコビッチのサーブで30-0からフェデラーは5ポイント連取、最後はフェデラーはランニングクロスパスを決めて8-7とリードする。

フェデラーのサービング・フォ・ザ・チャンピオンシップ、
15-15からサービス・エースを連発、40-15とチャンピオンシップ・ポイントを握ったのだが。

フェデラー記者会見 YouTube
ジョコビッチ記者会見 YouTube

フェデラー対ナダル

フェデラー対ナダル


準決勝では宿命のライバル対決となり、芝の王者フェデラーが7-6(3)、1-6、6-3、6-4で制した。

ウィンブルドン
ロンドン現地時刻(時差-8時間)
ウィンブルドン天気
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<<男子準決勝>>
◎1]ジョコビッチ(SRB) 62 46 63 62 ●23]バウティスタ(ESP)
◎2]フェデラー(SUI) 76(3) 16 63 64 ●3]ナダル(ESP)

<<準々決勝>>
◎1]ジョコビッチ(SRB) 64 60 62 ●21]ゴフィン(BEL)
◎23]バウティスタ(ESP) 75 64 36 63 ●26]ペラ(ARG)
◎3]ナダル(ESP) 75 62 62 ●クエリー(USA)
◎2]フェデラー(SUI) 46 61 64 64 ●8]錦織圭
ウィンブルドン・男子ドロー
ドロー

二人の対戦成績はこれでジョコビッチの26勝22敗

記事:塚越亘/塚越景子/協力:大坪宏寿M.Otsubo photo/H.Sato/TJapan