10月31日、三菱 全日本テニス選手権 94th

女子シングルス準々決勝で、第5シードの本玉真唯(島津製作所)が第3シードの内藤祐希(亀田製菓)を破って初の4強となった。
第4シードの加治遥(島津製作所)、第16シードの秋田史帆(橋本総業)、そしてノーシードの森崎可南子(橋本総業)が準決勝に進出した。
森崎は坂井勇仁(伊予銀行)と組んだミックスダブルスでも活躍、第1シードを破るなど、決勝に進出、第2シードの清水悠太(三菱電機)/小堀桃子(橋本総業)組と対戦する。ダブルスでも米原実令(明治安田生命)と組み8強になっている。

11月1日(金)は女子準決勝、男子準々決勝、ミックスダブルスの決勝などある。11/1 オーダー・オブ・プレー。自由席1000円(学生500円)チケット情報

全日本は1922年大正11年、日本庭球協会が発足した年にできた大会、94回の歴史を誇る。
出場することにより全日本・プレーヤーのステイタスを得ることができ、本格的に競技テニスを始めた者にとっては憧れの場、全国各地で行われる地域予選からここを目指し、出場するプレーヤー達がたくさんいる。

内藤祐希18歳
ジュニア時代からのライバルに敗れる

内藤祐希、今年はITF5大会優勝。日本5番目のプレーヤー


<<女子準決勝>>
◎本玉真唯(島津製作所) 6-3 3-6 6-3 ●内藤祐希(亀田製菓)

本玉は1999年8月、内藤は2001年2月生まれ。
二人はジュニア時代らかのライバル。2015大阪市長杯世界スーパージュニア決勝で対戦し、学年が一つ上の本玉が勝っている。

今は内藤の世界ランキングは187位、3位の大坂なおみ(日清食品)、75位の土居美咲(ミキハウス)、98位の日比野菜緒(ブラス)、143位の奈良くるみ(安藤証券)に次ぎ日本人世界ランキングでは5番目のプレーヤーだ。
本玉は378位、日本人世界ランキングでは19位。

試合はファイナル・セットに縺れる。
最初にブレークに成功したのは内藤だったが。

ブレーク・バックを許す。

3-4内藤のサーブ、15-40とピンチ!
長いラリー戦を制し、デュースに持ち込むが、
バックをネットし、3度目のブレーク・ポイントを握られる。
なんと、ダブルフォルト! 
痛いここでサーブを落とす。3-5。

5-3本玉のサービング・フォ・ザ・マッチ、30-0。
本玉ドライブ・ボレーをワイドし30-15。

内藤、フォアをネット、本玉40-15とマッチポイント。
内藤粘り、スマッシュなどを決めデュースに持ち込む。

長い17回のラリー戦、内藤のバックネット、3回のマッチポイント。
8回のラリー、内藤のボールはワイド。

勝利した本玉真唯


本玉が内藤を破り4強になった。

三菱 全日本テニス選手権 94th
会場:有明テニスの森公園
シングルス48ドロー、トップ16選手はシードされ2回戦から
ダブルス各28ドロー、
ミックスダブルス8ドロー
オーダー・オブ・プレー、ドローなど
チケット情報

<<女子準決勝>>
5]本玉真唯(島津製作所) vs 森崎可南子(橋本総業)
4]加治遥(島津製作所) vs 16]秋田史帆(橋本総業)

<<準々決勝>>
◎森崎可南子(橋本総業) 63 76(8) ●11]華谷和生(三浦工業)
◎5]本玉真唯(島津製作所) 63 36 63 ●3]内藤祐希(亀田製菓)
◎4]加治遥(島津製作所) 46 61 62 ●Q]清水映里(早稲田大)
◎16]秋田史帆(橋本総業) 61 64 ●宮崎百合子(JITC)

<<3回戦>>
◎森崎可南子(橋本総業) 63 64 ●山口芽生(橋本総業)
◎11]華谷和生(三浦工業) 76(10) 64 ●7]井上雅(テニスラウンジ)
◎3]内藤祐希(亀田製菓) 61 1-0ret. ●13]澤柳璃子(リンクスES)
◎5]本玉真唯(島津製作所) v76(3) 64 ●12]田中優季(安藤証券)

◎Q]清水映里(早稲田大) 62 75 ●10]美濃越舞(安藤証券)
◎4]加治遥(島津製作所) 76(7) 46 64 ●阿部宏美(筑波大)
◎宮崎百合子(JITC) 60 64 ●Q]松本安莉(山梨学院大)
◎16]秋田史帆(橋本総業) 64 76(4) ●2]波形純理(伊予銀行)
女子シングルス・ドロー

<<男子準々決勝>>
8]島袋将(早稲田大) vs 15]田沼諒太(ワールド航空)
3]清水悠太(三菱電機) vs 7]山﨑純平(日清紡)
5]高橋悠介(三菱電機) vs Q]望月勇希(中央大)
2]今井慎太郎(イカイ) vs 6]野口莉央(明治安田生命)

<<3回戦>>
◎15]田沼諒太(ワールド航空) 64 57 63 ●1]徳田廉大(イカイ)
◎8]島袋将(早稲田大) 63 61 ●11]片山翔(伊予銀行)
◎3]清水悠太(三菱電機) 76(3) 62 ●Q]市川泰誠(ノアインドア)
◎7]山﨑純平(日清紡) 63 61 ●今村昌倫(慶應大)

◎5]高橋悠介(三菱電機) 63 75 ●10]竹内研人(橋本総業)
◎Q]望月勇希(中央大) 64 63 ●16]斉藤貴史(橋本総業)
◎6]野口莉央(明治安田生命) 57 76(6) 60 ●9]越智真(江崎グリコ)
◎2]今井慎太郎(イカイ) 62 46 62 ●13]羽澤慎治(慶應大)
男子シングルス・ドロー

試合はJTAテニス!オンライン
決勝は NHKBS1で放送予定

4強の森崎可南子、混合ダブルスでも決勝進出

記事:塚越亘/塚越景子 写真:鯉沼宣之/伊藤功己/TennisJapan