ソニー・オープン1回戦でフォアハンドを打つ森田あゆみ(テニス)アメリカ・マイアミで開幕したソニーオープンの1回戦で、森田あゆみ(日本、50位)が、へザー・ワトソン(イギリス、39位)を、1-6、7-5、6-4の逆転勝ちを収め、マイアミでは2年ぶりに初戦を突破した。

森田は、速く一定のテンポで打つのを得意とするワトソンに対して作戦を迷い中途半端になり、自らのリズムもつかめず、ミスが早くなってしまった。第1セットを落とした後、第2セットも2ブレークを許し、1-4となり追い込まれ負けも覚悟した。

「自分のテニスをして、リターンもアタックしようとした。しっかり攻める気持ちを持った。ちょっと開き直りもあった」(森田)

ミスが増え始めたワトソンは、第2セット第6ゲームで、初めてサービスブレークを許すと、第8、12ゲームも森田がブレークしてセットオールとした。

最終セットは、第6ゲームで9回のデュースの末、森田が先にブレークするが、第7ゲームでは4回のデュースの末、ワトソンがブレークバックした。だが、ワトソンが右足親指を痛め、メディカルタイムアウトをとって治療するが、ワトソンの動きが戻らず、森田が第10ゲームを再びブレークして、2時間45分におよぶマラソンマッチにピリオドを打った。

「負けているところから、挽回して勝てたのは大きかった」と振り返った森田は、2回戦で第31シードのヤニナ・ウィックマイヤーと対戦する。

写真は、ソニー・オープン1回戦でフォアハンドを打つ森田あゆみ
Photo by Hiroshi sato
Text by Hitoshi ko