大坂なおみ(日清食品)がセンターコートのオープニングマッチに登場、世界59位のM・ブズコバ(チェコ)を6-2、6-4のストレートで破り、2連覇へ好発進した。
同じ時間に15番コートで西岡良仁(ミキハウス)の試合も始まり、世界71位の西岡は40位のL・ジェレ(セルビア)を6-4、3-6、6-2、7-6 (1)で破り、全豪オープンでは4年連続の初戦突破を果たした。
15時過ぎから天気予報通り雨になり、伊藤竜馬(北日本物産)、日比野菜緒(ブラス)の試合は待機中、もしかすると順延されそうな雨の勢いだ。(19時まだ雨やまず、結局翌日の第一試合に変更される)
大坂なおみしっかりと勝利
◎3]大坂なおみ 6-2 6-4 ●M・ブズコバ
1回戦の対戦相手、ブズコバの自己最高ランキングは53位(2019年8月)。
ITFツアーではシングルスで12回優勝している。
2014年USオープンジュニアに優勝するなど、ブズコバはジュニアタイトルを7つ持っている。期待の21歳だ。
「初対戦だったので、とてもタフな試合だった。
正確に打つのは厳しく、ミスが多かった。」
大坂は苦戦するも、第5ゲーム、第7ゲームをブレーク、第1セットを先取。
第2セットは第2ゲームで15-40とブレークポイントを握られたが、サービス・エースなどで4ポイント連取、ピンチをしのいだ。
しかし、第6ゲームを落としてしまう。
「第2セットはブズコバが集中してきて良いプレーをしてきた。」
ピンチと思えたが、すぐに第7ゲームでブレークバック。
「最初から完璧なプレーはできなかったが、緊張した中、試合に入っていけた。」
ストレート勝ちを収めた。
「全ての試合を完璧にプレーするのは難しい。
ラウンド毎にレベルアップを積み重ねて、心地よくプレーできるようにしたい。
それがこれまでに学んだこと。」連覇に向けて順調に第一歩を踏み出した。
2回戦は中国のジェン・サイサイ(24歳)、42位と対戦する。
「数年前、サイサイとは試合したことがある。
彼女はとてもトリッキーな選手、スライスやドロップショットなど多用する選手」と警戒する。
西岡良仁 緊張したが
◎西岡良仁 6-4 3-6 6-2 7-6(1) ●L・ジェレ
L・ジェレは同じ24歳、ジュニア時代から知っているプレーヤー。ランキングは40位と西岡より格上プレーヤーだったが。西岡のテニスが上回っていた。
「練習では調子が良くて自信があったが、試合に入ると凄く緊張していた。
オリンピック(に出られるためにランキングを上げなくてはいけない)タイトさもあるし、負けられないという気持ちが強かった。」
2回戦は第30シード、英国のD・エバンス(29歳)と対戦する。
「エバンスには負けたことがないので、勝ちます!!!」と西岡良仁。エバンスとの対戦成績:西岡2-0エバンス。
3回戦では優勝候補筆頭のジョコビッチと対戦か?
本戦:1/20(月) - 2/02(日)
予選:1/14(火) - 1/18(金)
<<1月20日>>
◎3]大坂なおみ 62 64 ●M・ブズコバ
◎西岡良仁 64 36 62 76(1) ●L・ジェレ
Q]日比野菜緒 vs S.Peng(104位、34歳、中国)
伊藤竜馬 vs L]Gunneswaran(122位、30歳、IND)
<<1月21日>>
土居美咲 vs Q]H・Dart(173位、GBR)
内山靖崇 vs M・イーメル(77位、21歳、スエーデン)
杉田祐一 vs Q]Benchetrit(229位、21歳、FRA)
記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/S.Kobayashi 写真by W.Tsukagoshi CanonEos7D