1月20日、全豪オープンDAY01

大坂なおみ(日清食品)がセンターコートのオープニングマッチに登場、世界59位のM・ブズコバ(チェコ)を6-2、6-4のストレートで破り、2連覇へ好発進した。

同じ時間に15番コートで西岡良仁(ミキハウス)の試合も始まり、世界71位の西岡は40位のL・ジェレ(セルビア)を6-4、3-6、6-2、7-6 (1)で破り、全豪オープンでは4年連続の初戦突破を果たした。

15時過ぎから天気予報通り雨になり、伊藤竜馬(北日本物産)、日比野菜緒(ブラス)の試合は待機中、もしかすると順延されそうな雨の勢いだ。(19時まだ雨やまず、結局翌日の第一試合に変更される)

大坂なおみしっかりと勝利
◎3]大坂なおみ 6-2 6-4 ●M・ブズコバ

1回戦の対戦相手、ブズコバの自己最高ランキングは53位(2019年8月)。
ITFツアーではシングルスで12回優勝している。
2014年USオープンジュニアに優勝するなど、ブズコバはジュニアタイトルを7つ持っている。期待の21歳だ。

「初対戦だったので、とてもタフな試合だった。
正確に打つのは厳しく、ミスが多かった。」
大坂は苦戦するも、第5ゲーム、第7ゲームをブレーク、第1セットを先取。

第2セットは第2ゲームで15-40とブレークポイントを握られたが、サービス・エースなどで4ポイント連取、ピンチをしのいだ。
しかし、第6ゲームを落としてしまう。
「第2セットはブズコバが集中してきて良いプレーをしてきた。」

ピンチと思えたが、すぐに第7ゲームでブレークバック。
「最初から完璧なプレーはできなかったが、緊張した中、試合に入っていけた。」
ストレート勝ちを収めた。

「全ての試合を完璧にプレーするのは難しい。
ラウンド毎にレベルアップを積み重ねて、心地よくプレーできるようにしたい。
それがこれまでに学んだこと。」連覇に向けて順調に第一歩を踏み出した。

2回戦は中国のジェン・サイサイ(24歳)、42位と対戦する。

「数年前、サイサイとは試合したことがある。
彼女はとてもトリッキーな選手、スライスやドロップショットなど多用する選手」と警戒する。

西岡良仁 緊張したが
西岡良仁 6-4 3-6 6-2 7-6(1) ●L・ジェレ

東京オリンピック出場の為には大事な試合、いつもより緊張したと西岡良仁

L・ジェレは同じ24歳、ジュニア時代から知っているプレーヤー。ランキングは40位と西岡より格上プレーヤーだったが。西岡のテニスが上回っていた。

「練習では調子が良くて自信があったが、試合に入ると凄く緊張していた。
オリンピック(に出られるためにランキングを上げなくてはいけない)タイトさもあるし、負けられないという気持ちが強かった。」

2回戦は第30シード、英国のD・エバンス(29歳)と対戦する。
「エバンスには負けたことがないので、勝ちます!!!」と西岡良仁。エバンスとの対戦成績:西岡2-0エバンス
3回戦では優勝候補筆頭のジョコビッチと対戦か?

オープニング試合に登場、勝利した大坂なおみ

記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/S.Kobayashi 写真by W.Tsukagoshi CanonEos7D