2月21日、アメリカ、フロリダ州デルレイビーチで開催されているATPツアー「デルレイビーチ・オープン・テニス」
準々決勝が行われ、西岡良仁(ミキハウス)はワイルドカードで出場の18歳のブランドン・ナカシマ(アメリカ)に大苦戦するが3-6、7-6(5)、6-4の逆転で破りベスト4進出を決めた。

西岡のATPツアーでの4強は2018年9月のATP250深圳以来、3度目。
この勝利により、次週発表される世界ランキングで、西岡は生涯最高ランキング58位(2017年3月)を上回ることが決まった。

準決勝ではフランス期待の21歳、U・アンベール(44位)と対戦する。現地15時(日本時間23日、朝5時)
アンベールは準々決勝で、アメリカ期待のF・ティアフォーを6-1、6-2で破っている。

ダブルスではマクラクラン勉組が4強になった。

西岡良仁 負けてもおかしくない試合
逆転勝ち

「いやー彼が思った以上に強くて、かなり劣勢でした。
負けてもおかしくない試合でしたが、経験の差が出たように思えます。
最終的に勝ち切る力は僕の方にあったので、
今の実力に自信を持って次も頑張りたいです!」西岡良仁

西岡良仁2時間26分大苦戦で18歳のナカシマ破る

ブランドン・ナカシマ(アメリカ)
2001年08月3日カリフォルニア州サンディエゴ生れ。身長185㎝。体重77kg
ナカシマと言う日系人の父、母はベトナム生まれ。共に薬剤師。
バージニア大学のテニスチームでプレー、2019年ACC新人王になり、その後プロとしてツアーを回る。
チャレンジャー大会ではダニエル太郎に大接戦の末に2度勝っている。
このデルレイビーチ・オープンは初のツアーレベル大会。ワイルドカードで出場。
1回戦で世界74位のベセリ(チェコ)を、2回戦では世界60位のノリー(イギリス)をいずれもストレート勝ち。
錦織圭(日清食品)が優勝した2008年大会以来で最も若い準々決勝進出者となった。
コートサイドには元ウィンブルドンチャンピオンのパット・キャッシュがコーチとして試合を見ている。

<<準々決勝>>
◎西岡良仁 3-6 7-6(5) 6-4 ●ナカシマ

ジュニアだが、パワーや勢いに頼るテニスでなく、クレバーで落ち着いたプレーをする。
西岡が言うように、思った以上に強い。
第1セットを6-3で取られた。

第2セット

第1ゲームでいきなりピンチの西岡。
3本のブレーク・ポイントをしのぎ、キープ。危なかった。

4-4、西岡のサーブ、
ナカシマは良く返し、良く入れてくる。0-30と西岡ピンチ。
西岡も崩れそうだが、根性でそこからナイスキープ。5-4

西岡Tへサービス・エースを決め6-5とキープする。

続くゲームで西岡は30-40とセットポイントを握るが、Tへオンラインのサービス・エース。
などで6-6とタイブレークに。

タイブレーク

14回のラリー戦、ナカシマの攻撃を良く拾い返した西岡が取り、5-3。
続くポイントも取って6-3と西岡は2度目のセットポイントを握る。

しかし冷静にプレーするナカシマが2ポイント返す。

負けられない西岡は4回目のセットポイントを決め、7-5で第2セットを奪い返した。

ファイナル・セット

気落ちしたかナカシマ、2度サーブを落とし、西岡は5-1とリード。

続くナカシマのサーブで30-40と西岡は最初のマッチポイントを握った。
普通だったら勝負ありだ。しかもナカシマはジュニア上がりで若い。

ところが、4回目のマッチポイントもサービス・エースで逃れ、5度のデュースの末にキープした。(西岡5-2)
凄い精神力のナカシマ。

西岡5-2とリードだが嫌な展開。
30-40からなんとダブルフォルトで5-3とサーブを落とす。

ラブでナカシマがキープする。

5-4、西岡の2回目のサービング・フォ・ザ・マッチ、
40-15、5回のマッチポイントもナカシマはセーブする。
マッチポイントの数は6回目、12回のラリー戦、ナカシマはフォアをネット。

西岡良仁が難しい試合を勝ち切った。

西岡良仁ATPデーター西岡良仁、今年の全成績

大会名:Delray Beach Open by VITACOST.com
ATP250:$673,655 Delray Beach Open
会場:デルレイビーチ・テニスセンター
期間:2/17-23, 2020
フロリダ現地時刻(時差-14時間)

<<準決勝>>
西岡良仁 vs 6]U.HUMBERT(FRA)
2]M.RAONIC(CAN) vs 4]R.OPELKA(USA)

<<準々決勝>>
◎6]U.HUMBERT(FRA) 61 62 ●F.TIAFOE(USA)
◎西岡良仁 36 76(5) 64 ●ナカシマ(USA)
◎4]R.OPELKA(USA) 63 64 ●S.KWON(KOR)
◎2]M.RAONICくCAN) 76(6) 63 ●S.JOHNSON(USA)
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マクラクラン勉組4強
ダブルスドロー

諦めず勝利の西岡良仁

記事:塚越亘/塚越景子 写真by Delray Beach Open by VITACOST.com