2月22日、アメリカ、フロリダ州デルレイビーチで開催されているATPツアー「デルレイビーチ・オープン」

準決勝で、西岡良仁(ミキハウス)が第6シード、フランス期待の21歳、ユーゴ・アンベールを1-6、6-4、6-0の逆転で破り決勝進出を決めた。

初優勝した2018年9月のATP250 深圳以来のツアー決勝進出。
決勝進出により、25日に更新される世界ランキングで初のトップ50入りが確実となった。(西岡の最高ランキングは2017年3月の58位)


その決勝は23日の15時(日本時間24日、朝5時)から第2シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と第4シードのライリー・オペルカ(アメリカ)の勝者と対戦する。この準決勝は、雨天により日曜日の午前10時からに順延された。マクラクラン勉組の準決勝も順延された。
オーダー・オブ・プレー

西岡良仁
またまた負けてもおかしくない試合逆転勝ち

「決勝進出!!雨に助けられました・・・・」と言うが凄い精神力とテニスの技術があるからこその勝利だ。
試合時間はデーターでは1時間41分だが、雨の中断が2回あり、半日かけての長~い試合だった。

昨日と同じように強い風が吹く。太陽はでているが、時折、小雨。
昨年の21歳以下、ATPネクストジェネレーションに出ているアンベールが試合を支配している。
西岡はサーブがキープできず、0-4。

強い雨が降りはじめ、試合は30分ほど中断。

再開されるが、1-6で第1セットを落とす。

第2セット、西岡から2-1となったところで、また雨。
この中断は1時間を越える。

西岡が言うように、雨の中断により、ようやく調子を取り戻す。

西岡5-4とリード、アンベールのサーブでセットポイントを掴む。

なんとロングのダブルフォルト、西岡が6-4で第2セットを取り返した。

ファイナル・セットはなんと6-0で西岡が取ったが内容的には競り合い。

アンベールの決まっていたショットが西岡に緩急をつけられ返球され、段々とミスが増えてきてしまう展開だった。

ATPツアー2勝目に王手をかけた西岡は、デルレイビーチで2008年に18歳で優勝した錦織圭(日清食品)以来の日本人チャンピオンを目指す。

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西岡良仁ATPデーター西岡良仁、今年の全成績
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大会名:Delray Beach Open by VITACOST.com
ATP250:$673,655 Delray Beach Open
会場:デルレイビーチ・テニスセンター
期間:2/17-23, 2020
時差:フロリダ現地時刻(時差-14時間)

<<準決勝>>
◎西岡良仁 16 64 60 ●6]U.HUMBERT(FRA)
2]M.RAONIC(CAN) vs 4]R.OPELKA(USA)

<<準々決勝>>
◎6]U.HUMBERT(FRA) 61 62 ●F.TIAFOE(USA)
◎西岡良仁 36 76(5) 64 ●ナカシマ(USA)
◎4]R.OPELKA(USA) 63 64 ●S.KWON(KOR)
◎2]M.RAONICくCAN) 76(6) 63 ●S.JOHNSON(USA)
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マクラクラン勉組4強
ダブルスドロー

決勝進出を決めた西岡良仁

記事:塚越亘/塚越景子 写真by Delray Beach Open by VITACOST.com