2月23日、アメリカ、フロリダ州デルレイビーチで開催されたATPツアー「デルレイビーチ・オープン」

決勝が行われ、2度目のツアー優勝に挑んだ西岡良仁(ミキハウス)だったが、第4シードのライリー・オペルカ(アメリカ)に5-7、7-6(4)、2-6で惜敗した。

西岡、2008年に18歳でここで優勝した錦織圭(日清食品)以来の日本人チャンピオンになることを目指していたが。
「2人目の日本人優勝者になりたかったのですごく残念です!
(NISHIKORI、NISHIOKA、スペルも発音も似ているので)、この決勝進出で僕の名前(NISHIOKA)を覚えてくれたら嬉しいです。
次からは『YOSHI』と呼んでください」とスピーチする。

このスピーチを受け、ATPデルレイビーチオープンのツイッターは
「誰が君の名(NISHIOKA)を忘れるものか!」と以下のツイートをした。

https://twitter.com/atptour/status/1231736249918074881

41センチの身長差にもかかわらず、堂々と戦い抜いた西岡のプレーに感動し、勇気をもらった人がたくさんいたからだろう。西岡のスピーチに拍手はいつまでも続いた。

準優勝したことで、西岡の世界ランキングは48位となり、東京オリンピック出場に大きく前進した。(オリンピック出場資格は6月8日付の世界ランキングでトップ56位まで)

ダブルス決勝も行われ、マクラクラン勉/バンブリッジ(イギリス)組は第1シードのブライアン兄弟に6-3、5-7、 [5-10]で惜敗した。

西岡良仁表彰式からATP500ドバイ直行
25日にはもう試合

あっという間に機内の人に、着いたらすぐに試合

西岡良仁、ATP500ドバイに出場。現地25日(火)の17時半から1回戦でP-H.HERBERT(仏)と対戦する。2回戦は第6シード、ロシアのルベレフが待っている。

内山靖崇(北日本物産)は厳しい予選を勝ち上がり1回戦で盧彦勳(台湾) と対戦する。これに勝つと、2回戦で第3シードのモンフィス(仏)だ。
本戦ドローPDF版 本戦ドローnet版
内山、予選決勝では杉田祐一(三菱電機)に6-4、7-6(7)で競り勝った。
予選ドロー

西岡良仁の大逆転劇に期待したが

西岡、1回戦では第5シードのJ・ミルマン(オーストラリア)を3-6、6-4、6-2と逆転勝ち。
ミルマンは先の全豪オープン3回戦でロジャー・フェデラー(スイス)と6-4、6-7(2)、4-6、6-4、6-7(8)と4時間を越える死闘を戦ったプレーヤー。昨年の楽天ジャパンオープンではジョコビッチに敗れたが準優勝している。

2回戦は楽勝だったが、準々決勝ではワイルドカードで出場の18歳のブランドン・ナカシマ(アメリカ)に大苦戦、「もう負けた」と思った試合に、3-6、7-6(5)、6-4の逆転で破りベスト4進出。

準決勝では第6シード、フランス期待の21歳、ユーゴ・アンベールを1-6、6-4、6-0、雨の中断を2度はさみながらの長丁場を逆転で決勝進出を決めた。

初優勝した2018年9月のATP250 深圳以来のツアー決勝進出。

41センチの身長差!

二人は10日前のNYオープン2回戦で初対戦、西岡は4-6、4-6で敗れていたが、西岡が第2セットのタイブレークを7-4で取り、ファイナル・セットに持ち込んだ時はまた大逆転劇が始まる?と多くの人が思ったことだろう。

西岡はトップ100で最も背が低い170センチ。オペルカは2メートル11センチ。41センチの身長差だったが、対等以上の闘いに。
俊敏のコートカバー、粘り、相手の強打を封じる球筋、コース、そしてチャンスとみるとネットプレーを駆使する西岡のテニスに、オペルカがプレッシャーを感じ、強打がミスし始めたが、最後は27本目のサービス・エースを決めてオペルカが勝利した。

「負けはしたが、決して悪いプレーではなかった」と西岡、素晴らしいファイトで観客にテニスの魅力を再認識させてくれた。

2017年3月、自己最高位58位を記録するが、直後に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、手術、リハビリなので一時は380位になでなってしまった。その男が見事に復活、48位になった。おめでとう!西岡良仁。
西岡良仁ATPデーター西岡良仁、今年の全成績
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大会名:Delray Beach Open by VITACOST.com
ATP250:$673,655 Delray Beach Open
会場:デルレイビーチ・テニスセンター
期間:2/17-23, 2020
時差:フロリダ現地時刻(時差-14時間)
<<決勝>>
◎4]R.OPELKA(USA) 75 67(4) 62 ●西岡良仁
西岡良仁オペルカ

<<準決勝>>
◎西岡良仁 16 64 60 6]U.HUMBERT(FRA)
◎4]R.OPELKA(USA) 46 76(6) 63 ●2]M.RAONIC(CAN)

<<準々決勝>>
◎6]U.HUMBERT(FRA) 61 62 ●F.TIAFOE(USA)
◎西岡良仁 36 76(5) 64 ●ナカシマ(USA)
◎4]R.OPELKA(USA) 63 64 ●S.KWON(KOR)
◎2]M.RAONIC(CAN) 76(6) 63 ●S.JOHNSON(USA)
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マクラクラン勉組準優勝
ダブルスドロー

記事:塚越亘/塚越景子 写真by Delray Beach Open by VITACOST.com & 西岡良仁