9月30日 西岡良仁(ミキハウス)が中国で行われているATP250、深圳・オープンでツアー初優勝を飾った。
決勝でフランスのP・エルベール(67位)を7-5、2-6、6-4で破り、松岡修造、錦織圭、杉田祐一、ダニエル太郎に続き5人目の日本男子シングルスのツアー優勝の快挙を成し遂げた。
ダブルス決勝ではマクラクラン勉/ソールズベリー(英国)組がリンドステット(スウェーデン)/ラム(米国)組を7-6(5)、7-6(4)で破り優勝。マクラクランは昨年、内山靖崇(北日本物産)と組んで優勝した楽天ジャパンオープン以来、ツアー2勝目をあげた。
西岡良仁
めちゃ嬉しい!
「深圳250優勝!ツアー優勝日本人史上5人目!!めっちゃ嬉しいです。
怪我からの道のりはかなり苦しかったけどやっとここまで来れました。
最高の瞬間です。
そしてゆっくりしたいけど、日本に帰らないとダメでもうすでに空港です。
日本で皆さんに会えるの楽しみにしています^_^」西岡良仁twitter
9月27日には23歳の誕生日を迎えた西岡良仁。
予選から出場して8日間で計7試合、シード選手達を連破し優勝した。
松岡修造 1992年ソウル
錦織圭 2008年デルレイビーチ、2012年ジャパンオープン優勝など通算11勝
杉田祐一 2017年アンタルヤ
ダニエル太郎 2018年イスタンブール
「みなさん応援ありがとうございます。
今年怪我から復帰して、チャレンジャーに続きツアー優勝を果たしました。
苦しい時期もありましたが、よくここまで辿り着きました。
表彰式後、急いで香港空港に来ました。
深夜便で東京に戻ります。(台風大丈夫かな?)
西岡の試合は火曜以降に入ると思います。
楽天ジャパンオープンでも日本選手の応援よろしくお願いします。」高田充コーチ
西岡良仁、10月3日(水)には楽天ジャパンオープンでオーストラリアのN・キリオス(23歳、27位)と対戦する。
西岡良仁
8日間で7試合
5-4、西岡のサービング・フォ・ザ・チャンピオンシップYouTube
171位の西岡は予選から挑戦、2試合を勝ち抜き本戦入り。
2回戦では第6シード、19歳のD・シャポバロフ(カナダ)を7-6(5), 3-6, 7-5で。
準決勝では第5シード、スペインのベテラン、28位のベルダスコ(スペイン)に、1-6, 6-3, 7-6(5)と逆転勝ちしている。
その試合、マッチポイントは、なんとベルダスコのダブルフォルトだった。
今年のフレンチオープンではベルダスコに、4時間半の激戦の末に西岡は敗退したが、今回のベルダスコのダブルフォルトは、西岡の痙攣に襲われながら最後まで諦めないファイティング・スピリッツにプレッシャーがかかったのではないだろうか。
全仏ベルダスコ戦 記事
西岡良仁
トップ100復帰
西岡は2017年3月にATP1000マイアミの2回戦で左膝の前十字靭帯断裂によりツアーを離れ、手術。今年1月からツアー復帰。
自己最高58位(2017/3/20付)だったランキングは380位まで落ちる。この優勝によりトップ100に返り咲くだろう。
$800,320 ATP250 深圳
9/24-9/30
本戦ドローnet
本戦ドローPDF
マクラクラン勉ダブルスツアー2勝
ダブルスドロー
西岡良仁、伊藤竜馬 厳し予選突破!
予選ドロー
2016年には世界1位だったA・マレー(英国)がワイルドカード(主催者推薦)で出場、準々決勝でベルダスコに4-6,4-6で敗れた。
記事:塚越亘 塚越景子 写真西岡良仁twitter