5月27日 全仏オープンテニス2018(通称:ローランギャロス、賞金総額50憶円、シングルス優勝者賞金約3億円)

1回戦が行われ錦織圭(日清食品)は、地元フランス、主催者推薦のジャンビエ(21歳)を7-6(0)、6-4、6-3のストレートで破り、2回戦へ進んだ。
2回戦はB・ペア(フランス)とカルバレス バエナ(スペイン)の勝者と6月30日(水)に対戦する。

世界258位、22歳の西岡良仁(ミキハウス)は第30シードのベルダスコ(スペイン)と4時間半の激戦、勝利まであと2ポイントまで食い下がったが両足の痙攣に襲われ金星はならなかった。
奈良くるみ(安藤証券)は第26シードのストリコバ(チェコ)に6-1、3-6、4-6で逆転負けした。

28日(月)大会2日目には大坂なおみ(日清食品)の試合が11時(日本時間同日18時)から、第4試合に杉田祐一(三菱電機)の試合が入った。

錦織圭 二週目まで行きたい!

〇19]錦織圭 7-6(0) 6-4 6-3 ●W]M・ジャンビエ(フランス)

錦織にとっては右手首の手術から復帰して初めてのグランドスラム大会。
第1セットから接戦、タイブレークに。錦織このタイブレークを1ポイントも落とさず7-0で取る。
第2セット、第3セットも競り合うものの、無難に勝利した。

「(相手は304位だが想像以上に)タフで、強かった。
ラリー戦が少なく、リズムが取りにくかった。
ツアーで、あれだけ打つ選手はいない。
たまにフェデラーとやっているような展開の早さがあった。(5回に1回しか入らないんだけど)」と錦織。

「(久しぶりのグランドスラムの1回戦だったので)緊張した。
大事なポイントをしっかり押さえることができた。」

「結果も残したいと、自然と自分にプレッシャーをかけるようなところも出てしまったが、
3セット目あたりから、楽しまなくちゃいけないと思い出して。ちょっと気持ちが軽くなった。
一試合ずつしっかりいいテニスをして、後半(フレンチ・オープン二週目)までいきたい」良いテニスをしているので、期待できる錦織圭だ。

西岡良仁ファイナル・セット 痙攣襲う!

西岡良仁 4時間半の激闘


〇30]F・ベルダスコ(スペイン) 6-7(4) 6-4 6-3 6-7(3) 7-5 ●西岡良仁

58位と自己最高ランキングを更新した時に左ひざじん帯断裂で長期離脱した西岡良仁、プロテクトランキング(公傷制度)で全仏本戦に出場した。
34歳のベテラン、第30シードのベルダスコ(スペイン)との対戦はファイナル・セットに縺れる。

「ファイナルに入るころから、足が少しおかしくなってきた。」と西岡。
それでも3-0、4-1とリード。
そこから足が動かない。ショットを打つ度に、何度も足を気にし、そのまま座り込む。

5-4とリード、勝利まであと2ポイント。
錦織圭も、応援に駆ける。

「ヨシ!ヨシ!ヨシ」のコールが西岡を後押ししたが。
4時間23分の大激戦の末に敗れた。

奈良くるみ 最後の最後までファイト!

奈良くるみ 惜しかった


〇26]B・ストリコバ(チェコ) 16 63 64 ●奈良くるみ

5月の$80,000岐阜カンガルーカップで優勝(その時の記事)したことにより94位になり、フレンチ・オープン出場資格を勝ち取った奈良くるみだったが、第26シードのB・ストリコバ(チェコ)に逆転負けした。

「第2セットのチャンスでブレークしておきたかった。
「(要所で)取り切れなかったのが全て。」
第2セット、第3セット、0-40などのブレークのチャンスがあったが相手がそこで開き直って接戦をものにした。

奈良、全仏での5年連続の勝利はならず、2時間半の激戦の末に敗れた。

https://tennis.jp/tournament/全仏オープンテニス2018詳細・賞金

無難に勝利2回戦進出 錦織圭

記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/T.Terashima photo/H.sato/Tennis Japan