5月28日 全仏オープンテニス2018(賞金総額50憶円、シングルス優勝者賞金3億円)
グランドスラム大会で初のシード入りを果たした大坂なおみ(日清食品)の1回戦が行われ、大坂はアメリカの19歳、ソフィア・ケニンに6-2、7-5と快勝した。
第1セットは圧倒したが、第2セットは1-5と大ピンチだったが、そこから6ゲーム連取の大挽回をして勝利した。
第4試合に入った杉田祐一(三菱電機)の試合は第1セットを落とし、第2セット、タイブレークに入ったところで、雨のために中断、翌日に順延された。
大坂なおみ
ちょっと難しかった
<<女子1回戦>>
〇21]大坂なおみ 6-2 7-5 ●ソフィア・ケニン(アメリカ)
相手ケニンは昨年のUSオープン3回戦でシャラポアに7-5 6-2で敗れたが、たびたびシャラポアを強打で打ち負かしていた。
大坂は第4ゲームをブレーク3-1、続くゲームはブレーク・ポイントをしのぎ、4-1とキープ。
第6ゲームも15でブレークし5-1とする。
簡単に終わるかと思われたが、1ゲーム、ブレークされた。
それでも6-2で取る。
第2セット
大坂楽勝か?と思えたが、最初のサーブを落とす。
第5ゲームもブレークされ1-4。ラブでキープされ、大坂1-5と流れはケニンに傾く。
第2セットはもうダメか?と思われたが、そこから5ゲーム連取。
13ポイント連続で取るなど、6-5と挽回する。1-5からは、なんと3ポイントしか落としていない。
ケニンのサーブで15-40のマッチポイント、ケニンのボールは大きくロングで大坂なおみが初戦突破した。
3月にグランドスラム大会に次ぐ格のBNPパリバ・オープンでツアー大会初優勝、全仏は初のシードでの出場とあって
「(今日の試合は)ちょっと難しい(試合だった)。でも勝ったのでよろしい」
「(1-5の時は)あんまり負けたくない」
「なおみちゃん、頑張って!(など日本語の声援も多く、)本当にうれしい」となおみ語と大きな笑顔でコートサイドのインタビューに答えていた。
2回戦は53位、24歳のZ・ディアス(カザフスタン)と対戦する。
ディアスは日本をベースに活躍している選手、昨年の有明国際では1回戦で土居美咲、決勝では加藤未唯を破り優勝している。
杉田祐一苦戦中 雨の順延はどちらに味方するか?
杉田祐一 4-6 6-6中断順延 H・ゼバロス(アルゼンチン)
対戦相手のゼバロスは101位だが、2013年には最高位39位まで行っている。
第1セット、4-5、杉田のサーブ、ストロークをネットし、30-40とセットポイントを握られる。
ゼバロスにフォアに回り込み決められ杉田は4-6で第1セットを落とす。
第2セット
雨が降り出している傘をさす観客も増えていく。
セットポイントをセーブし、タイブレークに。
ミニ・ブレークスタート、自分のサービスポイントを取り杉田2-0。
ここでゼバロスが主審に申し出て、「こんな雨ではもうできない!」と。
自分が不利になった所でいうところはさすが34歳のベテラン。
19時40分に中断、そして翌日の第2試合に順延された。
記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/T.Terashima photo/H.sato/Tennis Japan