10月1日(月) 楽天ジャパン・オープン初日。

錦織圭(日清食品)対杉田祐一(三菱電機)、注目の日本人対決は錦織が6-4、6-1のストレートで勝利した。
予選から勝ち上がった綿貫陽介(日清食品)はR.・ハーセ(オランダ)を6-7 (7), 6-4, 6-1の逆転で破り、見事、記念すべきツアー初勝利を日本であげた。

錦織圭ストレート勝利だが、
めちゃめちゃ硬かった

錦織より1学年先輩の杉田。両者はプロで対戦はなく、2001年の13歳以下の選抜ジュニアで戦って以来の17年ぶりの対戦だ。(コンソレで対戦、「ケイが勝った、と杉田に教えられた」と錦織)

「正直めちゃめちゃ硬かった。仲の良い選手(との対戦)、2年ぶりの日本での試合」と言うことで、試合が始まると今まで経験したことないぎこちない動きになってしまったと錦織は言う。

杉田がオープニング・ゲームをキープすると、第2ゲームで錦織がブレーク・ポイントを握られる。錦織は0-2になってもおかしくない中、3度目のデュースの末にやっとキープする。

第3ゲーム、杉田はラブでキープする。

第4ゲーム、錦織はまたデュース。2度ブレーク・ポイントを握られたが、4度のデュースに末にやっとこさキープした。

杉田は「この試合、やりづらいのは錦織の方、(自分は挑戦者、案の定序盤は錦織がまだ)リズム取れてない中、自分の方にチャンスはたくさんあったが、それを取りきれなかったのがすべて」と。

杉田が4-0とリードしてもおかしくないほど、錦織のテニスは空回りでミスが多かった。

「どうなるかと思いながら戦っていた。初優勝した2012年の添田豪との1回戦を思い出しながら戦った」と言う。
その時は期待を背負っている錦織にとって、初めての地元日本での日本人同士の戦い、「心がコートに中になく」第1セットを4-6で落としてしまう。
「このままではいけない」と「そこから1ポイント、1ポイント集中、ポジティブ」にプレーするように自分にいい聞かせて6-2,6-3で逆転勝ちした。
その時の経験が役立ったと言う。

その後は錦織本来のプレーで観客をわかした。
「お互いいい試合ができた。いいテニス、いい終わり方ができたと思う」とホッとした表情を見せ、杉田との日本人対決を振り返った。

「しっかり修正、一試合、一試合レベルを上げて優勝できるように頑張りたい」
勝利した錦織は、2回戦でブノワ・ペール(フランス)と対戦する。
錦織の4勝2敗。直近の対戦は今年の「全仏オープン」2回戦で、そのときはフルセットの末に錦織が勝利している。

ひたむきに戦った杉田祐一

敗れた杉田は「(1回戦の相手が錦織と決まり)ここでか!」と思ったという。
この敗戦で昨年の8強でのポイントが消えてしまい、昨年3月以来のトップ100転落となってしまうが、「精一杯やった」と清々しかった。
きっとまたカンバックしてくるだろう。その強さをもっているプレーヤーだ。頑張れ!

綿貫陽介
ツアー初勝利!

綿貫陽介 記念すべきツアー初勝利

予選から勝ち上がってきた20歳、273位の綿貫陽介が44位、オランダのベテラン31歳のR・ハーセを6-7 (7-9), 6-4, 6-1の逆転で破り、ツアー初勝利をあげた。

2回戦では、第6シードのM・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。元世界3位のラオニッチは1回戦で昨年準優勝のA・マナリノ(フランス)を6-3,6-4のストレートで破り勝ち上がってきた。

「今までこの舞台で戦えることが嬉しかったが今年は違って、『結果』を出さないといけないという思いが強い。
(ラオニッチは)テレビでしか見たことなくて分からないが、思いっきり勝ちにいく、勢いでどうにかするしかない、チャンスはあってほしい」と。

楽天ジャパンオープン
$1,928,580 ATP500 Japan Open
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<<日本選手1回戦>>
◎3]錦織圭 64 61 ●W]杉田祐一
◎Q]綿貫陽介 67(7) 64 61 ●R.HAASE(NED)

W]ダニエル太郎 vs 5]S.TSITSIPAS(GRE) 15位、20歳
W]西岡良仁 vs N.KYRGIOS(AUS) 27位、23歳

綿貫陽介予選突破!
予選ドローPDF

仲の良い、お互いに尊敬しあう勝負は戦いずらかったと錦織圭

記事塚越亘/塚越景子 写真/伊藤功巳/鯉沼宣之/TennisJapan